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社長ブログケヤキの木の下で

2017年9月25日

朝、寝起きに頭が重いのは二酸化炭素が原因かも

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴で気持ちのいい朝です。
明日は品野町の家の建前、
この天気が続くことを念じているところです。

一般の方にはあまり馴染みが無いCO2測定器
商売柄持ってますが意外に高いんですね。
ネットで検索してもこの機器は安いほうで(1万円前後)
他の機器は数万円はしますから
一般の方ではよほどのもの好きでなければお持ちでないはずです。
住宅の室内の空気環境については
VOC(揮発性化学物質)測定で化学物質の測定ができますから
新築住宅のお引渡しの前に室内のVOCを測定することができます。
ただこの測定ではCO2(二酸化炭素)は測定できません。
住宅のVOCは指針が出ていて基準がありますが
CO2(二酸化炭素)については無くて
ビル管理法で濃度の上限が規制されています。
それが1000ppmですから
住宅ではそれを一つの指針としているのが一般的です。
上記の機器にも下のような説明があります

この測定器
意外に敏感で1mくらい離れたところから息を吹きかけると
たちまち濃度が上がり1000ppmを越えると
アラームが鳴りだします。

1000ppmから2500pppmで眠気が誘われるレベルですが
2500ppmから5000ppmでは健康に害を及ぼす可能性のあるレベル
5000ppmでは危険
さて、
家族4人で6畳間で寝ていると何ppmになるか?
1000ppmが0.1%
人の呼気には4%の二酸化炭素が含まれていますから
40000ppmの二酸化炭素を常時排出していることになります。
部屋の換気状況や隙間の程度、ドアや窓の開閉状況にもよりますが
実は意外に高い数値です。
私の住んでいる離れは20年以上前に建てた2x4ですから24時間換気がありません。
測定してみると夫婦二人の寝室10畳、ドアを閉めていると3100ppm
ドアを開けていても1650ppmです。
窓をあけて網戸にすれば夏場はいいとしても
秋から春にかけては窓を開けるわけにはいきませんし
ドアを開けていても1000ppmを越える高い数値です。
夫婦二人ですし、少し広めの10畳でこの数値ですから
夫婦二人と子供二人ではさらに数値が上がると思われます。

断熱、気密、換気、冷暖房システム
この4つの住宅の基本性能のうちの一つが換気
換気を計画通りするには気密が必須です。
気密のない換気はおそらく必要な部屋の換気ができていません。
ご自宅の寝室や子供室に給気口があっても、気密が取れていなければそこから空気が入ってくることはありません。
気密測定をする会社であれば換気を意識してますがそうでなければ推して知るべしです。

朝、目覚めた時に頭が重いようなら
寝室のドアを開けたまま寝てみましょう。
我が家は冬でもそうしてます。
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