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社長ブログケヤキの木の下で

2019年3月11日

暖かい家に住むには西方さん、松尾さん、前先生、鎌田先生の本を読むのが近道


おはようございます
紙太材木店の田原です。
可児市、今渡の家。
9日土曜日の朝は薄氷の張る寒さで完成見学会的には絶好の気温!
と言うのも
住まいの暖かさが体感できる からですが、
見学会に来られる方の多くは家が暖かいのは想定済みなんですね。
家のあたたかさに驚いていただけると思っていましたが、
少し拍子抜けで残念…。

多くの方がご自分でそれなりに勉強されているので、
Q値やUa値が1とか0.3台なら冬も暖かいのが当たり前という感覚です。
全ての方がそうと言うわけではありませんが
感覚的には7割前後の方が該当します。
でも、そうなると私としてはとても楽です。
何も知らない住宅初心者の方に
家が暖かいのはなぜなのか一から説明するとなると、
それなりの工夫と時間が必要です。
同時に他のHMや工務店で余分な知識や?の付く理論を真実のように聞かされている方の考えを変えようとすると、それはそれで難しいものです。
紙太材木店で最近家を建てられる方の多くは、
既にご自分で断熱や気密、換気についてある程度勉強されていて、
どちらかと言うと理系脳の方が多いように感じます。
既に住まいの性能の勉強されている方と
実際の建物を体感し、デザインも確認しながら構造や熱や空気の流れ
あるいは日射取得や遮蔽についてお話をすることで、
住まい手の方はより多くの理解が得られます。
そして自分自身が勉強したことが、
果たして実際の建物ではどのような状況になっているか?
あるいは実務者はどう考えているのか?を知ることができます。
多くの方は最初はネットで手軽に情報を収集しますが、
ネットでは検索すればするほど広大な情報の坩堝に入っていきます。
つまり魑魅魍魎の世界とでも言っていいでしょう。
そんな状態のまま、HMの総合展示場に行ってみたり
様々な工務店のオープンハウスに行くと
更に迷いの渦に入っていくことになります。
今回見学会をさせていただいた今渡の家の住まい手の方も
当初はネットでの情報収集。
限界を感じてその後は本に移行されています。
西方さん、松尾さん、前先生、鎌田先生というこのブログでもお馴染みの方の本です。
西方さんの本が分かり易く、読んでハマってしまって…
次々と上記の方の本や情報を集めると
言ってることは上記の皆さん同じであることが分かり、
同じようなことを言ってるところを探したら紙太材木店に辿り着いたというわけです。
p.s.
住まい手の方との雑談

ここ数年自分の家づくりについて随分勉強し本もたくさん買って
時間も費やして来たけれど、
家づくりが終わってしまうと何かぽっかり穴の開いたような
ああ終わってしまったんだな
いままで家づくりのために蓄えてきた知識が
使い道がなくなってしまって残念…
頭のいい方が、たとえ2年、3年という短い時間でも
家族のために真剣に住まいの性能について勉強すると、
その知識の量は目を見張るものがあります。
とてもとても普通の実務者では敵いません。
せっかく勉強していただいたのですから、
これから新築をご計画の方のお役に立てるような何かを考えたいですね。
でないとせっかくの知識と経験がもったいない。
そんな方が全国には数多くいるんでしょうね。
工務店や設計事務所の実務者もうかうかしてはいられない時代になりました。
ご来場いただきました皆様と
お住いをお貸しいただいたK様ご夫妻に
この場をお借りして御礼申し上げます。m(__)m

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