社長ブログケヤキの木の下で
2020年6月5日
専門家(建築士)に相談する前に
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴で気持ちのいい朝ですが
今日、日中の岐阜の気温は33度と予報されています。
とりあえず厚手のハンカチを持つでしょうか。
さて、
昨夜FBで知ったとある建築系のマッチングサイト。
新築やリフォームの検討者からの質問や相談に、
専門家として登録すると答えることができます。
もちろんマッチングサイトなので
専門家側には順次様々な費用が発生しますが、
相談者側は無料という建前です。
つまり、最終的には相談者側が払うことになるのですが、
それまでは専門家が立て替えているという構図。
リフォームや新築の検討者の相談や質問内容を見るには
一般の方でも専門家でも登録しなければ見えなくなっているので、
話のタネにと登録してみました。
高断熱高気密でも家の向きは南向きがいいのですか?という質問に
専門家が10名ほど回答してます。
誰もが建築士であるにも関わらず、
答えはなるほどと思うものもあれば、?の付く答えも多くあります。
特に住まいの温熱環境に関する内容に関しては、
建築家の考えは千差万別(玉石混合)であると再認識した次第です。
住まいには様々な要素が絡み合ってます。
光や風、あるいは視覚的な要素など数字で表すことのできないものが
ありますから、
そこは建築家によって意見がいろいろと出てきます。
逆に温熱環境ほど数字で示し易いものはありません。
数字で見れば室内の暑さ、寒さは誰もが容易に判断できます。
サッシをLow-Eガラスに変えると
年間の暖房費は幾らで10年間でこれくらいかかるとか、
感覚(勘)と経験での意見や判断ではなく
見える化、あるいは数字で示すことのできるものは数字で示し、
それを住まい手と協議する。
ところがこの数字で検討しアドバイスすべきところを
勉強不足を経験と勘で補った裏付けのない主張で、
相談者を惑わせている…
残念ながら
日本の住宅業界の建築業界のありのままの姿です。
マッチングサイトは手数料が入ればいいのですから、
専門家のどんな意見でも登録してれば載せてくれます。
たとえそれが?な意見であっても差し止めることはありません。
となると
今の日本の現状では、
温熱環境に優れた住まいを建てようとすると
専門家?に相談する前に、
自分自身がある程度勉強される以外ありません。
勉強の仕方としてはその主張となる根拠が数字や計算、論文等
目で見える形、誰もが確認できる形で示されているかどうか。
暖かい家くださいな
A そんな家は必要ありませんよ。
B どのレベルにしますか?
C どこで建てても変わりありませんよ、それより○○のほうが大事です。
答えは大別するとこの3つのパターンでしょうか。
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