社長ブログケヤキの木の下で
2020年6月3日
視力検査と住宅性能
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
九州南部は梅雨入りしたようですね。
東海地方の気持ちのいい朝はあと2週間程でしょうか。
今日の日中は30度を越えるようですから、
体が慣れるまでは大変です。
先日発売になっている東海北陸の高断熱住宅3号。
まだ書店には並んでいない(発売と言えるか…)
中部東海支部や会員工務店にお問い合わせ頂ければ
送らせていただきますので、
資料請求の欄に一言 送ってとお書きください。
本の資料には会員の建てた家の写真とともに、
断熱、換気、暖房、省エネデータ表と言うものが
必ず添付され表示されています。
大門の家のデータ
以前のこのブログに載せましたが、
この表の数字を見ても一般の方が分かるのは
断熱材の厚さやサッシの種類ぐらい。
少し勉強されている方でUa値やQ値と言ったところでしょうか。
健康診断の数字、例えばガンマGTPの数値では
健康な範囲はどれくらいで、これ以上越えたり少なかったりすると
再検査とか書いてありますが、
残念ながら住宅の数値はそういう表記はありません。
数字だけ見ても??と言うことになります。
住宅業界全般に言えることですが
専門用語と言うのは、業界では当たり前なので
ある意味、独りよがりと言うか、自分勝手というか…
住まい手も理解していると勝手に思い込んでいる。
あるいは理解していて当然という思い込みがあるケースが多々あります。
実務者が得意げに数値を説明する。
住まい手側は一生懸命営業担当者が話すから
フムフムと聞くのだけれど、
その数字の意味が本当はよく分からない。
視力検査であれば
0.1以下ですと言われると相当悪いなと思いますし、
ブッシュマンの視力が4.0なんて聞くと(真意不明)凄いとなります。
これなどは自身の経験から判断できます。
でも、住宅の性能の数値は
○○W/m2・Kだとか○○Kwh…
単位の意味もよく分からないのに、
そこに付いてくる数字がいいのか悪いのかなんてようわからん。
視力であれば0.1ならアカン、1.0なら普通、2.0なら凄い、ブッシュマン4.0驚愕!
一発でわかるけど。
住宅の性能数値なんて、そもそも暖房負荷って何?
負荷??
工務店やハウスメーカーをお訪ねになった時、
上記の数字の意味や役割を分かり易く説明してくれるか
どうすれば上げることができるか
そのためにはいくらコストがかかるのか
その家に家族4人で住むと冷暖房光熱費合計で1年でいくらかかるのか
きちんと住まいの性能に取り組んでいる工務店であれば
ちゃんと答えてくれるはず?なんですが、
できないところもあります。
最近はエアコン1台で冷暖房OKというところもありますが、
設定温度を2度ほど変えるだけで何台も必要ということに
なることもあります。
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