社長ブログケヤキの木の下で
2019年6月26日
木配り 無垢の木材の見せ方
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴の朝ですがそれも今日までのようで
明日からしばらく雨天が続きそうです。
川辺の家Dは基礎工事中ですが
ベースコンクリートは打ちこみ済みですから一安心です。
来月半ばには上棟予定で真夏の暑い時期に断熱見学会の予定です。
厚い断熱材(付加断熱仕様で壁の断熱材は22センチの厚さ)
は本当に断熱効果があるか確認できます。
さて、昨日は朝の6時に出て3時間ほどかけて到着。
三重県にあるプレカット工場で気配り
もとい、木配りをしてきました。
今回はMOKスクールの課外授業。
三澤先生のM’s建築設計の木配りのお手伝いです。
室内に構造材の柱や梁ががそのまま見える場合
どの面をどちら向きに使うか?
下から梁を見上げた時に美しく見えるのはどちらか?
構造的な強度を考えた時、縦長の梁のどちらを上にしたらよいか?
節のでかた、割れの入り方
赤身の出方、微妙な曲がり具合
自然な木をそのまま使いますから、
それが室内でそのまま目に入ります。
節や割れがなく、赤身勝ちの木ばかりであれば問題はありませんが
そんな木ばかり使っていては値段もうなぎ上りです。
というこで木配りが必要になります。
昔は大工さんが一本一本確認しながら
材をどう使うか判断してましたから問題はありませんが、
現在はプレカット工場での加工が大半。
指示が無ければコンベヤーに載せられて
何の考慮もなく加工されていきます。
どうやるかと言うと
全部並べて上下左右を見て決めるのですが
長いのは6mの長さ、幅は15センチ、高さが30センチの梁ですから
とても重い…。
それをひっくり返したり回したり持ち上げたり
並び変えたりで決めていきます。
広い場所が必要なので炎天下、外のアスファルトの上です。
上の模型の茶色い材料が全て室内から見える構造材で
今回それを決めてきました。
その他にも8角形の大黒柱は
3本は栗、端の1本は朴
15センチ角の化粧の栗の柱。
プレカットの打合せも含めて
朝の10時から初めて終わったのは夕方4時でしたが、
三澤先生のM’s設計事務所や奈良の梅田工務店(梅田社長が来ていたので)がどんな木配りやプレカット打合せをしているのか
知ることができたのは大きな収穫でした。
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