社長ブログケヤキの木の下で
2020年11月2日
小さい・・
大きく実ったかぼす
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今日は久しぶりに雨。
毎月月初めは大掃除と会議ですが、この雨では倉庫の片付けになりそうです。
先日、高校の同級生ゴルフがありました。
年に3回、春夏秋の開催で
そのうちの夏は蓼科でお泊りゴルフと言う決まりです。
今回はコロナの影響もありましたが、
遠くは北海道からも参加してますから
ゴルフ好きは移動距離はあまり気にしないようです。
その時話に出たのが
曇って今にも雨が降りそうで湿度が高いとボールの飛ぶ距離が落ちる、
と言う話。
多くのゴルファーがそう思ってますが
実は違うんですね。
感覚的には湿度が高いということは、
空気中に水蒸気が沢山ある
水蒸気が沢山あるということはボールが飛んでいくときに
その水蒸気にぶつかって邪魔されるから飛距離が落ちる
そんなイメージでしょうか。
いかにも、さもありなんです。
商売柄、
「空気線図の読み方、使い方」オーム社
空気調和・衛生工学会編
という本に時々お世話になりますが
そこに書いてあります。P9
20度の乾き空気の密度は1.205kg/m3
同じく
20度の飽和空気の密度は1.177kg/m3
乾き空気、
つまり乾燥した空気の方が湿った空気より密度が大きいです。
更に
空気には粘性係数というのがあるんですが
20度の乾き空気の粘性係数は18.6μPa・s
同じく
20度の飽和空気の粘性係数は18.4μPa・s
密度も粘性係数も
湿度が高いときの方が小さいんですね。
つまり、ボールはよく飛ぶ!
湿度が高いとボールが飛ばないと思って打つのと
飛ぶぞ、と思って打つのとでは飛距離が違います(違うはず)
ミスの確率も高くなります(力が入ってあらぬ方向に飛んでいくかも)
data-cke-eol=”1″ />もちろん、私はこの話は黙ってました。
皆に話したのはプレーの後
だって、同級生に負けるわけにはいきませんから・・・
小さい?
ブログやYouTubeでは住まいに付いて専門家?から、
様々な情報が発信されています。
また、一般の建築中の方もブログなどで発信されていますが、
中には?の付くものも多くあります。
常識である、当たり前である、と思っていたことが
よくよく調べてみると実はなんてことも。
少なくても、住まいの実務者であれば情報発信には
そのエビデンスを明確にし責任を負うべきでしょう。
自戒を込めて
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