社長ブログケヤキの木の下で
2014年1月31日
傾斜計は必須 古民家再生
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
Boschの距離、傾斜計
古い家の実測図を作成するときの必需品
古い家の床下は
玉石の上に土台が横になってのっていて
その上に柱が建ちます。
逆T字型を思い浮かべてみるとわかり易い。
玉石を置くときに何度もその石の下を突く地業を行い、
割栗石を入れて固めてその上に玉石を置くのが本来ですが
突いただけで玉石を置いたりする場合も多々あります。
50年、百年という時間の流れの中では
柱によってかかる荷重が異なります、
水害で床下が洗われたり
台風の影響も受けます。
それらことによって
新築当時は水平だった土台、垂直だった柱は
徐々に傾き、ある一定の傾きを保持して落ち着きます。
もちろん、建具の立て付けは多少悪くなりますし、
床もひょっとしたら傾いているかもしれません。
古い民家の再生の場合
現状がどうなっているのかをきちんと把握することが先ず第一で
ある程度解体しないとわからない場合も多くあります。
美濃地方の場合は
伊勢湾台風のときに北側に傾いた家が多く有り
鉄骨で斜めに補強してある家が時々見られます。
この家も柱の傾きや土台や梁の水平を直して
新たに生まれ変わります。
来週から基礎工事の予定です。
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