社長ブログケヤキの木の下で
2020年2月24日
家具も大切 より 家具が大切
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝も快晴ですが、氷点下の美濃地方。
2月も最後の週ですがまだまだ朝晩は冷えます。
大門の家の完成見学会に間に合わせようと発注していた たためる椅子。
到着したのは先週末で、残念ながら間に合いませんでした。(見学会は11日)
納期がかかるだろうと依頼したのは、11月でした。
八ヶ岳高原音楽堂の椅子として30年前、
吉村順三、中村好文、丸谷芳生の共同デザインで生まれました。
オリジナルは皮張りですが
今回はミナペルホネンのテキスタイルでの復刻版。
製作は丸谷芳生さんの設計工房MandM。
住まいの室内イメージは
相当程度、家具や建具で決まってきます。
一般の方の中にはそのことをそれほど意識されていないか、
ご存知ない方も多くいます。
住まいが完成してから、
頓珍漢な家具が設置されるという悲劇も起こります。
つまり、家具と室内が合ってない。
あるいは家具だけが浮いているといったような…。
中村好文さんなどは家具も含めて提案されますが、
ある意味住まい手のセンスを信じていないんですね(笑)
これから家を建てる方に意識していただきたいのは、
室内イメージは家具(照明もです)で決まる
と言っても過言ではないということです。
床、壁、天井などを家具や建具を押しのけるような
主張のあるものにすると、
家具選びの選択肢はかなり限られたものになってしまいます。
もちろん、住まいは家具が主役ではありません。
しかし控えめで上質、シンプルな空間ならば、
どのような家具も受けとめることができるものです。
テーブルや椅子、ソファーにもある程度の予算配分を
考えておくことが大切です。
高価である必要はありませんが、本物、あるいは自然であるものは
使い込むことで愛着がわきますし、
大切にしようという気持ちが自然に起こります。
空間や家族に不可欠なものとなり、
ビンテージとなっていくのもまた楽しいものです。
この椅子の開発ストーリーを
丸谷芳生さんがこちらに書いてます からご覧ください。
ひょっとしてあなたも欲しくなるかもしれません。
どんな具合にたためるかはこちら をご覧ください。
Category
- 家づくりのたいせつな話(517)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(419)
- 温熱環境(208)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(37)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(93)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(177)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(7)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(67)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)