社長ブログケヤキの木の下で
2009年6月17日
不易流行
昨日は、PTAの役員会
元が付きますが皆さんいたって元気です。
役員の一人が焼肉屋さん(味楽苑)なので
きまってそこで開催です。
元副会長(女性)、「私は三桁まで生きる!それまでずっとここで役員会を開く!」と
ウーロン茶を飲んで意気軒昂でした。
こういうときは男性陣のほうが弱いですね。
ご馳走様でした。
桧の柱5寸角(15センチ×15センチ)
3面無地で東濃桧です。
ご覧のように節が全くありません。
手触りもしっとりとした感じでつややかです、桧独特のいい香りもします。
節が表れないようにするには、
木が細いうちから節になる枝を切らなければなりません。
それを、枝打ちと言います。
何年にも渡って手をかけて育てていきます。
もう少しアップで見てみましょう
柾目、板目、中杢
木の年輪の現れ方を指す言葉です。
木の製材の仕方によって違いますが四方柾と言って
柱の4つの面全てが柾目(年輪がたてに線を引いた様に現れる事)になると
値段もびっくりするほど高くなります。
以前ご紹介した
紙太材木店の山
でも、何年にも渡って枝打ち作業をしています。
もうひとつ、
これは桧の梁です
大きさは 厚み12センチ×高さ30センチ×長さ3mです。
梁は粘りのある松か桧が使われますが、
今では米松がほとんどです。
昔は総桧作りの家もありましたので
こんな梁もよく使いました。
私も、桧の梁は久しぶりです。
最近、強度は大丈夫だからと
杉を梁に使う工務店も出てきましたが、
この地域ではありえないことでした。
昔の大工さんが聞いたら
「誰がそんな家を建てる!」と怒りまくるでしょう。
国産材、県産材を8割以上使うと補助が出る制度と関係ありそうですが
いくら無垢で国産材でも、
当社では使用する予定はありません。
大正の初めに今の場所に建てられた紙太材木店の事務所の梁です。
(昔の飛騨街道沿いにあった場所から100mほど移動しました)
扁額の上の桧の梁は厚み15センチ×高さ50センチ×長さ3.6m
左の梁は厚み30センチ×高さ45センチ×長さ4.5mです。
それぞれ30センチ角の大黒柱が支えてます。
白くつやのある木肌が時とともに深みのある色に変わってます。
建てた当時はとても明るい事務所だったでしょう。
しかし時を経るに従い今の色になっていきます。
2月にお引渡しをした神戸町のお客様の家は
階段が桧、床は松と桐です。
お引渡しの前に何度も荏油で磨きました。
今週末に定期点検にお伺いする予定ですのでどんなになっているか
楽しみです。(半年ぐらいではそんなに変化は無いですね)
大勢の方にこういう無垢の材料を使った家のよさを
楽しんでいただけたらといつも思ってます。
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