社長ブログケヤキの木の下で
2009年11月22日
柱の加工
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
すっかり落ち葉の季節になってしまいましたね、
川辺町も随分寒くなってきました。
朝起きると事務所の前はご覧の有様です。
彼女は既に2時間ほど
ブロアーを使ったり
竹箒を使ったり
箒をつかったりしながら
掃除をしております。
まだ、あとどのくらいかかるか分かりません。
ご苦労様です。
さて、本日はO様邸の材料加工
裏の工場では、
松田大工さんと山田大工さんが朝から仕事をしております。
柱の小口にはこのように
赤いマジックで
四角□やかぎ括弧[]の印がついています。
これは、その面が節の無いことを表しています。
今日の作業はこの柱に
荒壁を塗ったときに荒壁が乾燥して
収縮したときでも隙間が出来ないように
荒壁と柱が接する個所の柱側の
ちり際に溝を掘っておく作業です。
溝を掘ったところをアップしてみましょう、
このようになってます。
この溝と溝の間に竹を組みますが、
竹だけではしっかりと固定されませんので
土台と梁の間に3ヶ所ほど貫を取り付けます。
写真の溝と溝の間、貫穴がご覧いただけるでしょうか。
貫は柱を貫通して取り付けられ、
その貫に竹を編んだ竹子舞が取り付けられます。
このように全ての柱に溝をつけていきます。
同時にルーターを使って
鴨居や敷居の入る個所の柱にホゾ穴を掘っておきます
これはサッシが入るところの上と下の枠だと
思ってください。
ちょっと分かりにくいですね
これは板に練習でホゾ穴をあけたところです
型板をあてがい
鴨居を差し込む四角い穴を開けておきます。
柱につけるとこのようになります。
鴨居や敷居は建前のときに入れず
後から、ジャッキで柱を広げて入れる事になります。
深さは3分、約9ミリほどですが
実際に鴨居や敷居が柱にかかる深さは6ミリほどになります。
今日一日、この作業が続きます。
それでは、また明日。
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