社長ブログケヤキの木の下で
2023年6月23日
大丈夫
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
イメージ通りの
本格的な梅雨の美濃地方
今朝は少し肌寒く感じます。
今月の建築士
(日本建築士連合会が
毎月会員向けに発行している雑誌)
特集は医療施設の木造化・木質化。
低層の公共施設の木質化を
国交省が進めていますから、
老人福祉施設や保育園や幼稚園など
木質化の流れが出来てきてますが、
民間ではまだまだなのが実情です。
身近なところでは最近JAの統廃合が進んで
新しいJAの建物が
近隣で建設されていますが、
どれも従来通りの鉄骨建築が主流です。
一度建ててしまえば
50年は使うことになりますが、
その頃どんな社会になっているか?
LCCM住宅というのが
10年も前から提唱されてます。
これは、建設時、運用時、解体時までの
発生するCO2をマイナスにする建物で
ライフ サイクル カーボン マイナスの略で、
国も補助金まで出して推進してる施策です。
もちろん、
2050年のカーボンニュートラルな社会を
目指しているわけです。
でも現在建てられている
JAが建てているような
低層の鉄鋼建築では無理な話しです。
2050年と言えば30年後。
今そんな建物を建てれば
50年は持ってしまうわけで、
30年後にはお荷物な建物(資産→負債)に
なっていることは
誰の目にも明らかだけど
それでも建ててしまう不思議…
組織が巨大になればなるほど、
官僚化し硬直化する傾向にある
日本の会社。
前例を踏襲し
変革や改革は
できるだけ先延ばし…
それでも社会全体が
成長していた時代であれば
何とかやってこれましたが、
これからの時代は難しい時代。
(ここ30年もでしたが)
組織に限らず、個人でも
これから家を建てようとする方は
将来(2050年)
資産となる住宅か?
負債になる住宅か?
いや、その前の
2030年に省エネ基準が強化されるわけで
7年後のそれすらクリアできない家も、
数多く建てられている日本。
大丈夫かいな・・・
2030年以降は等級6が誘導基準って
国交省の担当者も言っていますから、
他人事ながら心配してしまうのは
年を取った証拠かもしれません。
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