社長ブログケヤキの木の下で
2020年12月2日
QPEXも?
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日から朝の気温が2度台に突入、
今朝は2.5度の美濃地方です。
日本海側の地域に比べ日中は快晴ですから
日当たりを考慮した設計の家であれば、
昼間はまだ暖房の要らない家もあると思われます。
そうは言っても、
田舎では南に面して広い空間のある土地はまだまだありますが、
市街地など地域によってはそんないい条件の土地は高くて…
というケースも多くあるわけで
やはり、建物本体の断熱と気密をしっかりとることが基本となります。
先日、
パッシブハウスジャパンから省エネ診断士の登録証が送られてきました。
ちょうど同じ日に、IBECから気密測定技能者の登録カードもきました。
昔のように紙ではなくカードの時代。
そのうち、卒業証書や賞状もカードになる時代が来るかもしれません。
考えたのは新住協のQPEX…
気密測定技能者の更新登録は申請だけですが
パッシブハウスジャパンのそれはネット上での更新試験があって、
それに合格しないと更新できません。
満点取るまで何回でもできるのですが、
それはそれで一つのハードルになっています。
新住協のQPEXの場合
普段、営業なんてしない金槌を持った大工さんでも使えるようにと
何よりも高断熱住宅の普及が目的でした。
つい最近まで、新住協に入会すればタダでQPEXを配布してました。
より多くの実務者の使ってもらい、
高断熱住宅を普及させようとする鎌田先生の考えからです。
各支部などでQPEXの講習をするのですが
来る人はある程度決まってしまって、
来ない人は全く来ない…
QPEX使えてるんか?
計算書に出てくる数字の意味が分かってるん?
実際、「新住協の会員と言うことで設計してもらってるんですが、
燃費計算したことがないと言われてるけどどうなんでしょう」という
相談まで寄せられているとか。
これなど、言語道断の話なんですが
このようなケースもあるようです。
市街地で日射の確保が容易でない時、
窓の大きさや配置、ガラスの違いで
どれだけ自然温度差が違うか、暖房費がどれだけ違ってくるかも
計算できます。
燃費ナビやホームス君に比べてはるかに使いやすいソフトです。
より多くの工務店や設計事務所などの実務者に使ってもらえば、
日本の住宅性能の向上の一助になります。
とは言いながら上のような話が出てくるとなると、
QPEXも登録制とか更新制などと言う話も出てくるかもしれません。
それはそれで一つの時代の流れかもしれません。
本日は下米田の家の気密測定
さて、どんな数字になるか楽しみです。
(初めて使用する大開口の木製サッシを使っているので…)
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