社長ブログケヤキの木の下で
2024年8月28日
住まいの資材や設備機器の選択は慎重に
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
台風が気になります。
これだけ遅いと通り過ぎるのに時間がかかって、
風雨の時間も長くなります。
2018年の台風では
東海地方もかなりの被害が出ました。
紙太材木店への修理の依頼の多くが瓦の飛散です。
瓦の飛散の修理で頭を悩ませるのが「同じ瓦が無い」です。
特にセメント瓦は色や形が様々、
廃盤になってるケースが多々あります。
瓦屋さんに各地の問屋に
在庫がないか問い合わせてもらったりと、
難儀した記憶があります。
- 瓦だけでなく、住宅に使用される工業製品には
このようなケースがあります。
売れなければ数年で廃盤になるのは
資本主義の世界では自然な流れですが、
住まい手側にすれば
ローンの返済は35年あるわけです。
最低それだけの期間は何とかしてよ、でしょう。
でも、メーカーはそんなこと
知ったこっちゃない?
となれば自己防衛するいかない訳です。
そういう商品を選ばないようにするしかありません。
どんなメーカーでも
規格は同じという設備機器の代表はエアコン。
パナソニックのエアコンを使っていて
故障したから取り換えるのに、
ダイキンのエアコンを取りてけても
何の問題もなく交換できます。
もし規格が違っていて、
うちの会社のエアコンは
丸型なのでドレーンの位置や
大きさが違いますから
新たに穴を開けてくださいなんて言われたら
そんな商品は選びませんが、
設置していた規格のエアコンは
廃盤ですからもうありません
なんて言われたら、そうするしかありません。
- 幸いエアコンではそんなことはありませんが
換気装置はどうでしょう?
一種の全熱交換機は、
各メーカー規格はバラバラです。
給気ダクトの本数や径も異なります。
設置場所も天井裏であったり壁付けだったり。
機械ですから10年から15年が寿命。
欧州のメーカーのものは
ほぼ規格が共通してますし、
修理も部品交換で出来るようになっています。
国産メーカーは百花繚乱
しかも給排管は、アルミのジャバラが主流。
一種の全熱交換機を選択されるのでしたら
メンテナンスや
10年後15年後壊れた時の修理も含め、
慎重に検討されることをお勧めします。
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