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社長ブログケヤキの木の下で

2013年3月29日

住環境に対して貪欲になろう、でもその前に

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
蓄電池
飛行機に始まって
自動車も発火の恐れとか
最近ではスマートハウスで
蓄電池付きの住宅もあるから
販売者はさぞ心配してるでしょうが
そこに住んでる購入した方はもっと不安なはず。
蓄電池が付いてる家を想像すれば
太陽光パネルやエコキュートも
付いてるわけで設備機器の総額は随分なものになる。
実際、蓄電池が必要かどうかは別にして
ヨーロッパの人達は総じて朝が早い。
まだ朝が暗いうちに通勤、通学も珍しくなく
その分明るいうちに帰宅できるから
その後の家で家族と過ごす時間を大切にする。
となれば住まいのあらゆることに関心が向うし
こうしたい、ああしたいが
お金がかかるなら自分でやろう。
ということになる。
いま日本ではエコハウスが大はやりで
TVをつけても雑誌を開いてもその手の宣伝で溢れている。
太陽光パネルはお約束で
エコキュート、蓄電池でエネルギーを無駄に消費しない
と言われれば、なんだかそんな気分になってしまう。
おまけに消費税が上がりそうなので
駆け込み需要の獲得競争もあるから
売り込む側の熱に入れようもかなりのものがある。
ただ冷静に考える必要がある。
日本のエコハウスを購入あるいは販売する人(上記の設備機器尊重住宅)と
ヨーロッパの人達の
住環境の質をいかに上げるか
いかに快適にするかという考えとは
根本的に違うものがある。
家 a1180_003546.jpg
ドイツやスイスにもエコハウスはあるし
上述の設備を備えたものもあるが
あくまで従属的な設備
そんな設備なんぞ無くても快適で、
エネルギーを無駄に消費しない家が先ず第一というのが
根本的な考えになっている。
もちろんそこにはより上質な住環境の獲得という目標がある。
それは、
家族と過ごす時間の尊重の場合もあるし
転売時の高値を期待するものもある
資産価値の向上といったものも。
そういった動機が住宅の質を向上させているが
日本ではそういった貪欲な動機がまだ希薄で、
そのため、うわべの設備機器に目がいってしまう。
より上質な住環境は設備で購入したり
与えられるものではなく
自分自身の頭で考え、獲得するものと考えないと
むだなお金を使ったり
お金をかけるべきところに使わなかったりということになってしまう。
その根本は普段の家族との生活を尊重する事から始まるのではないだろうか。

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