社長ブログケヤキの木の下で
2024年9月18日
用の美
- こんばんは、紙太材木店の田原です。
本日は所用で早朝に出かけましたので
この時間のブログ更新となりましたm(__)m
- 最近の住宅でひところに比べ
余り見かけなくなったのが出窓。
構造体で作る出窓や
サッシとして一体になった出窓等
各種ありますが、総じて少なくなっています。
もちろん無くなっている訳ではありませんから
目にすることもあります。
- 実は住宅のデザインも流行り廃りがあって
その時々の時代の流行が反映されています。
HMの住宅の外観を5年10年と言う単位で見直すと、
なんとなくイメージできるんじゃないでしょうか。
服や靴など自身が身に着ける物も
時代を反映しますし、
30代と40代あるいは50代と言った
年齢によっても異なります。
一般の方の購買活動は
比較的短期な需要でなされますし、
それが主な購買経験となります。
長期的な需要にもとづく
購買経験はほぼ皆無です。
自動車の購入経験が
ギリギリ長期購買経験と言えるかもしれませんが…
- 何が言いたいかと言うと
住宅は長期に渡って使用するものですから
短期の購買経験と同じような判断基準で
外観などのデザインを
決めるべきではないと言うことです。
つまり、30代で素敵だと思う
住まいの外観などのデザインは、
10年後の40代になった時
あるいは
20年後の50代になった時
なぜこうしたのかしら?
- 服や靴であれば年齢にあわせて
変えていくことができますが、
住まいはできません。
ベストセラーになった本も
10年という時を経ると
記憶に残っているのはごく僅かですが、
古典と言われる本はいつの時代でも読まれます。
住まいも時代の流行を追ったデザインでは、
5年10年と経つうちに
自分自身がそのデザインに飽きてしまいます。
住まいの外観は奇をてらうのではなく、
ある意味シンプルで虚飾を排したデザインが
いつの時代も
幾つになっても
こうしてよかったと言えるものだと思います。
用の美は道具のことを言っていますが、
住まいにも当てはまるところがあります。
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