社長ブログケヤキの木の下で
2022年10月17日
メンテナンス
大福町の家 吹き抜け手摺
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週末は打合せや土場の草刈り。
空いた時間で工具のメンテや整理等、
あっという間に時間が過ぎていきました。
作業場では、肥田瀬の家のご夫婦が
外壁に使う杉板にウッドロングエコを塗っていました。
紙太材木店では住まい手の方が参加する作業も、
それなりに用意してあります。
希望される方には
今回のように外壁に使う杉板を塗ってもらったり、
無垢の床にオイルを塗ってもらったり、
あるいは珪藻土を現場で塗っていただいたりしてます。
住まいのメンテナンスと言うのは、
メインになるのは日々の住まい手によるメンテナンスです。
もちろん専門的なところはメーカーや工務店がしますが、
メンテナンスは別の言葉で言えば住まいのお手入れです。
この日々のお手入れのハードルを低くするのが、
住まい手に参加していただく上記の作業です。
一度でもしたことがある、
経験があるというのは強みになります。
紙太材木店では室内に使う木は、無垢のものが多いです。
床や階段、手すりや窓枠
巾木や廻り縁、建具など
本来の木の持つ質感を大事にしています。
それらのお手入れと言うと
なんだか面倒、気を使わなければいけないしと
引いてしまう方もいますが、特別なことは何もありません。
たまにオイルを塗ってもらうくらい。
塗らなくても大丈夫ですが、塗ると光沢や艶が出てきます。
無垢の木には、時を経た風合いと言うものが出てきます。
残念ながらそれはお金では買えません。
建てた当初より
5年後、10年後、20年後の方が
風合いが出て、より美しく感じる。
自然な無垢の木にはそんな可能性があります。
もちろん、簡単なお手入れは必要です。
幼いころから
両親が床や手摺と言った木部にオイルを塗って(年に一回で十分)
住まいを大切にしている姿を見て育てば、
お子さんもその家を大切にして
愛着を持ってくれるのではないでしょうか。
いい材料を使って、大切にし、長持ちさせる。
人生100年時代。30歳で家を建てると、70年住むことになります。
時を経た風合いを得るには
時間と住まい手の心持が大切です。
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