社長ブログケヤキの木の下で
2023年1月16日
キッチンとカップボードの考え方
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
どんよりした曇り空で、今朝は路面が昨夜の雨で濡れてます。
ただ気温は8度程度あって寒さは感じません。
昨日は水回りの設備打合せのため、
終日メーカーのショールームでした。
週末のショールームはどこも盛況で、
土日は2月一杯予約で埋まっているとか…
紙太材木店の最近の傾向は
キッチンはオーダーで作られる方が半分、
洗面化粧台やカップボードはその割合が更に高くなります。
対面キッチンが多く、建築中の肥田瀬の家もオーダーで対面キッチンです。
なぜ、キッチンがオーダーになるかと言うと
メーカーの既製品は壁付けのものから対面式のものになると、
価格がグンと上がります。
すると住まい手はキッチンをオーダーで制作しても、
それほど価格差が無いことに気づくわけです。
それなら、気に入った食洗器を入れて、
自分好みのスタイルにしたいと考えるのは自然な流れでしょう。
もう一つ、キッチンの後ろにあるカップボード。
いわゆる食器棚ですが、これがオーダーになる割合は更に高くなります。
対面キッチンになるとキッチンの前にはカウンターが設置されますから、
リビングやダイニングからそのキッチンは見えません。
メーカーのショールームに行ったことのある方は分かりますが、
キッチンの扉にはグレードがあって
壁一面にそのグレード毎のサンプルが飾られています。
つまり、お値打ち品から高級品までズラッと並んでいる状態。
別の言葉で言えば、ピンからキリまでそれが並んでいれば、
松竹梅ではありませんが梅や松は選びにくいのが心情。
キリとピンではウン十万の差。
どのランクのものにするか、冷静に判断する必要があります。
そのキッチンの扉は何を選んでも
ダイニングやリビングからは見えませんし、
調理中の自分自身も見えません。
ピアノ塗装のしてる高級な扉も、メラミンの化粧がしてある扉も同じです。
最近はLDKが一体になっていますが、
そのLDKの室内空間のデザインやインテリアに
見えないキッチン本体が影響を与えることは、ほとんどありません。
むしろ、リビングやダイニングからは丸見えになるカップボードの方が、
室内空間のデザインに対して影響を与えます。
LDKの統一されたデザイン空間の中で建具や家具が持つ影響は、
とても大きなものがあります。
できるだけ自然な素材を使いたい方の多くは、
既成の工業製品ではなくオーダーでの製作をされます。
住まい手の中には、見えないキッチンは機能、使い勝手、価格優先。
むしろ、見えるカップボードを気にされる方もみえます。
考え方は人それぞれ。
限られた予算をどこに振り向けるかですが、
住宅の価格が高騰する時代になり、
見栄えや見てくれではなく、
本質が問われ、求められる時代になりました。
あなたはどんなキッチンやカップボードを選ばれますか?
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