社長ブログケヤキの木の下で
2024年9月2日
家が暑すぎる問題 NHK
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝はまだ雨模様。
昨夜もそれなりに降りましたが、
今回の台風の直接的な影響は
私の住んでいる地域ではありませんでした。
ただ、日本中どこでも
台風や地震の可能性はあるわけで、
日頃の備えが大切と実感した次第です。
- 予報ではまだこれから35度を越える日があるなど
残暑が厳しいようですが、
温暖化の事を考えると
残暑というより夏が長期化している・・・
多くの方がこの夏を過ごしてみて、
改めて地球温暖化を
実感したのではないでしょうか。
個人でできることは
小さなことかもしれませんが、
大勢がすれば大きな流れになります。
環境に負荷をかけない生活は
小さなことでも実践することが大切かと。
ただ、それはそれとして
喫緊の問題は
夜、暑くて寝られない
あるいは
エアコンで冷房していても2階にはとてもいられない
そんな家は日本には数多くあります。
実は、まだそんな家も建て続けられています。
- 今夜、NHKのクローズアップ現代はテーマが
「家が暑すぎる問題」
東大の前先生やPHJの森さんが出演します。
お二方が出演なので、
それなりの対策や原因の解説があると思われます。
今暑い家住んでる方には
断熱改修や
暑さ対策の改修のヒントになりますし、
これから家を建てようとする方には
なぜ暑い家になるのか
そうならないために
どうしたらいいか?が理解できると思います。
- 一般的に
天井や屋根の断熱材の厚さは、
壁の断熱材より厚くなっています。
一昔前(80、90年代)
断熱材が入っていると言っても
壁も天井も、グラスウールで5センチ程度の時代
次が(2000年代)
壁5センチ、天井10センチ
それから(2010年代)
壁10センチ、天井15センチ
一般的な住宅の
断熱材の変遷は
こんなイメージでしょうか。
- 断熱性能等級4が最上位だった2022年の3月までは
大手のHMの多くも
天井の断熱材の厚さはせいぜい15センチ程度
それが今では
断熱性能等級は7まであって
かつての等級4は来年の4月には義務化されるレベル - (最低限してくださいね)
2030年には既存不適格
つまり、そんな等級4レベルは
NGになります(確認申請が下りない)
- これからの日本は、
過去に建てられた - 暑い家に住んでる人が大勢いるので
その人たちのQOL(生活の質)の改善が求められます。
エネルギー(エアコン)を使えば可能でも
それは温暖化になりますから、
エネルギーを極力抑えてとなると
断熱材を厚くするしかありません。
壁の断熱材を厚くしようとすれば
壁をめくったりと
かなりの費用が掛かりますが、
天井なら天井裏に断熱材を重ねて
敷き込んだり
吹き込んだりして、
今より厚くすることができます。
器用な方なら
自分で断熱材を買ってきて
天井裏に敷き込むことも可能です。
厚さは最低15センチ
出来れば20センチ
余裕があればもう少し厚く、同時に窓の改修も。
両方とも補助がありますし
実は思った以上に補助が出ます。
低い性能を基準にしていた
国の罪滅ぼしかと・・・
暑さ対策だけでなく
寒さ対策になりますし、
電気代も少なくなって
温暖化対策にもなります。
- ポイントは
誰に相談するか
どこに依頼するか、それが問題です。
冷暖房負荷が計算できれば、多分大丈夫でしょう。
でも計算だけでなく施工も大事ですから、
実績もでしょうか。
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