社長ブログケヤキの木の下で
2019年11月18日
人の体と同じとも言える 住まいの断熱
外壁に付加断熱工事をしているところ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週末は川辺町のふれ愛まつり
ひところは産業祭とか言ってましたが
田舎ではこの時期各地で開催されています。
私の担当はカレーで
2日間で350食(300円)完売
なぜカレーがこんなに売れるのか不思議ですが
国民食の一つなんでしょうね。
子供の頃
普段着のまま居間などで寝ていると
風邪をひくからと叱られましたが
よく考えると当たり前だと最近になって気づきました。
つまり起きている時は基礎代謝がある程度あって
体から逃げていく熱量より大きいのですが
寝ている時はこの基礎代謝が落ちるので
体から逃げていく熱量より小さくなって
そのため体が冷えて風邪をひくことになるんですね。
布団をかけて寝るというのは
体から逃げていく熱を小さく、あるいは遅くするためで
基礎代謝が低下する寝ている時間
体を守ってくれていることになります。
人の体ではそのようなことが起こっていますが
よく考えれば住宅も同じで
人が起きている間は
住まいの中で暖房されている。
つまり基礎代謝がある程度高い状態で
家から逃げていく熱量より多くの熱を基礎代謝で発生させ
住まいを暖かく保っています。
それが寝る時には暖房をオフにする
つまり基礎代謝が低下している状態になります。
家から逃げていく熱はそのままですから
家の中は順次冷えていくことになります。
最新のQPEXだと
夜の11時に室温23度の状態で
暖房をオフにしたとき
翌朝の6時に寝室やLDKが何度になっているか知ることができます。
しかも設計中の家の床や壁、天井、屋根の断熱材やサッシ、
換気設備の性能を入換えることで
何を使うと何度になっているかが分かります。
面白いのは
比較対象も表示してくれて
S55年の省エネ基準性能
H5年の省エネ基準性能
H28年の省エネ基準性能
それぞれで設計中の家の温度が分かるようになっています。
掛け布団が薄ければ布団に入っていても
風邪をひきますが
家の断熱性が悪ければ
基礎代謝を高める、
つまり暖房エネルギーを大量に使う以外、暖かくする方法はありません。
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