社長ブログケヤキの木の下で
2020年5月4日
東北と変わらんのに違う断熱材の厚さ
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
連休も半ばを過ぎましたが
昨日はガーデニング、もとい草刈
石垣の笹は板金ハサミでしましたが
何度も握りしめるのでマメができて断念
その後の土場の草刈は刈払い機でしましたが暑さに体が慣れてなくて疲労困憊
早々に引き上げました。
前回、東海北陸の高断熱住宅3号の原稿のことを書きましたが
字数に制限があるので少し補足です。
この表は東北地方と東海北陸地域の都市の気温の表で
上の段が1月の最低気温の平均で、下の段が今年2020年の最低気温です。
国の断熱性の基準は暖房D・D(デグリーデー)で決められています。
例えば18度を基準にすれば一日の平均気温が18度を下回った温度分を積算していき
年間の合計が何度になるかで判断します。
つまり、基準の元になっているのは一日の平均気温ですから
東海北陸地方の都市がいくら朝が東北地方と同じ程度の気温や寒さでも
断熱材は薄くていいやになってます。
東北地方は日中の気温があまり上がらないので
最低気温が同じ程度でも一日の平均となると低くなりますし
東海北陸は日差しもあって徐々に気温が上がって行くので
平均気温としては東北地方より上がってしまいます。
でも、寒さの程度というか度合いと言うものは東北地方と同じで
その時間が長いか短いかの違いです。
東海北陸は寒い時間が(東北に比べて)少ないんやから
その間は薄い断熱材で我慢や
いやなら暖房ガンガン焚いたらエエ
時間短いからええやろ
ということで決められているのが国の断熱等級
(ドイツは南も北も基準は同じ)
5地域、6地域で最高等級の断熱性(国が定めた)の家ですと言われても
暖かいと信じたらあきません、
寒いに決まってます、断熱材、薄いんやから。
と言うようなことを
もう少しオブラートで包んでお話してます。
ご興味のある方は支部または新住協会員にお問い合わせください。
まだ、発売前ですが予約は受け付けてくれます。
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