社長ブログケヤキの木の下で
2016年12月12日
すでに氷点下2.5度の美濃地方
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
土曜の夜から一気に冷え込んだ美濃地方
今朝はマイナス2.5度と
この冬一番の冷え込みです。
リビングの気温は16度でしたが
16度ではほとんどの方は寒く感じるはず
clo(クロ)という着衣の量を表す単位がありますが
基準温度は21度、相対湿度は50%
起きてきたときはパジャマですから0.6クロぐらいということを差し引いて
1クロに換算しても16度では寒いわけです。
ウィキの解説をわかりやすく言うと
室内で気温21度、湿度50%、気流10cmの時に
快適と感じる着衣、つまり服の量は
標準的なスーツ姿と言ってるわけです。
それより服の量が少なければ寒い
もちろん人によって暑さ寒さの感じ方は違うので
PPDと言って着衣量ごとの「不満者の割合」を示す表が基準ということになります。
加えて
活動している時と、椅子に座って安静にしている時では代謝量が異なります
つまり運動しているときは暑いし、ただ立っているだけでは寒い
この代謝量のことをmet(メット)といいます。
暑さ寒さの感じ方には
この着衣量cloと代謝量metの二つが大きな影響を与えます。
寒ければ服を着ろ、体を動かせというのは理にかなってるんですが
冬の室内で上着の上のコートというわけにもいきませんし、
室内で体を動かすのも限度があります。
冬の夜間、ソファーにゆったり座り
パジャマの上に1枚何かを羽織る(1clo)
この程度で快適に過ごすには
室内気温は最低21度は必要ということになります。
朝、パジャマで起きてきたとき
リビングで寒さのストレスなく着替えるには
21度プラスアルファの温度が必要
夜間にパジャマだけなら25度は必要となります。
更に詳しく勉強されたい方は
前先生の、エコハウスのウソ 増補改訂版をご覧ください。
寒さのストレスは我慢するという方もいますが
体にプラスになるわけではありません。
以前もお話ししましたが
イギリスの保健省が出している推奨室温は21度
ということで
今年も24時間エアコンつけたままの季節が始まります。
本日は週末のMOKスクールの
堀部安嗣さんの話の予定でしたが
あまりの寒さに脱線してしまいましたm(__)m
皆さん、暖かく過ごしてください。
Category
- 家づくりのたいせつな話(514)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(415)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(93)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(177)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(67)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)