社長ブログケヤキの木の下で
2024年8月12日
安価で長持ちさせる秘訣
- おはようございます紙太材木店の田原です。
お盆休みは草刈り
昨日は早朝から、3時間ほどの草刈り。
この時期早朝でも3時間が限度ですから、
できる範囲が限られます。
あともう一回の予定ですが
この暑さの中、いつやろうかと思案中です。
- さて、友人から冒頭の写真が送られてきました。
木の枝が当たって、樋の角が割れてしまった。
HMに写真を添付して修理を依頼したところ、
その樋はもうないので
そこだけの修理はできない。
樋全部交換、プラス足場も必要。
何とかならんかという相談です。
HMに建築を依頼するということは、
意識するしないに関わらず
その囲い込み戦略の中に
組み込まれることを意味します。
上のケースでは樋ですが、
事は樋だけではありません。
壁紙のクロスやフロアなども
HM独自の品番があります。
一部だけ張り替えたいからと
リフォームなどで依頼があって、
サンゲツなどのメーカーにその品番でクロスを
取り寄せようとしてもNGです。
HMにしか出さないんですね。
恐らくHMとの契約で
そうなっていると思われます。
HMで家を建てるということは
長い間ではなく、
家がある限りのお付き合いということに。
しかし、そのHMが
あなたの家が建っている間
ずっと存在できるかどうかは、HMの経営次第。
人口が減少し
住宅市場も縮小していく中、
そのHMが生き残れるかどうかは
誰にもわかりません。
- 最近の住宅は構造的に見れば、
一昔前の住宅に比べると
大地震でも起こらない限り
長持ちするものになっています。
もっとも日本中どこでもその可能性がありますが。
住宅は何世代も使用する
社会資産であるという考えに立つと、
建てた会社でしか
修理やメンテナンスができない
あるいはさせない
資材や工法と言うのは疑問です。
住宅は
いつでも
どこでも
誰でも
修理やメンテナンスが出来る
資材や工法で建てられるべきです。
日本中どこでも容易に手に入り、
一般化された資材や素材。
特殊な工法や
特許技術で守られた?ものではなく、
広く知られ一般化された工法や技術。
社会資産である住宅は
そうあるべきであると考えます。
- 日本の住宅の寿命は30年
などと言われたのはもう随分前の話しで、
質より量の時代ですから
止む得ない側面もありました。
しかし時代はとっくに変わっています。
修理や修繕は住宅にはつきものですが、
いかにコストを抑えて
それができるか?
お金をかければどんな風にでもできます。
HMの囲い込み戦略の中に入れば、
当面は経済的に余裕のあるうちは
大丈夫でしょう。
お金の切れ目が縁の切れ目とも言います。
10年毎の保証延長では
指定のメンテナンスをすることが条件。
最近では60年とか永年なんてのもありますが、
10年目で保証延長しても
20年目で同じ保証延長する割合は
どれくらいでしょう?
10年毎に60年、
あるいは永年なんて
メンテナンスしたら
いくら支払うことになるか
永年は永久とは違います。 - 単に長い間という意味です。
初代プリウスのバッテリーも
永年保証でしたが25年で打ち切り・・・
- 住宅にとって長い間とは?
HMにとって長い間とは?
あなたにとって長い間とは?
いつでも
どこでも
誰でも
容易に手に入る材料や資材で
特殊な工法や
特許技術でない構造
社会資産である住宅を
安価で長持ちさせる秘訣です。
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