社長ブログケヤキの木の下で
2011年8月7日
結露2
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今日も蒸し暑いですね
9時を回りましたが
ただいま気温30度、湿度75%
この空気の露点温度は25度
25度で結露します。
と言う事は
この土間のコンクリートの表面温度は25度以下
地面と壁の取合い部分
このように隅になったところは
空気の流れがよくなく停滞してますから
結露し易くなっています。
この結露
地面に直接コンクリートを打ってますから当然ですね、
地中の温度、地熱と言いますが
年間を通してほぼ一定で、
建物の陰になっていますから
直射日光の影響も受けません
地面に直に接しているコンクリートの温度は
地熱の影響を受けていますから、
温度は25度以下
ここに気温30度、相対湿度75%の空気が入ってこれば
結露をします。
さて、ベタ基礎
地面に接して
厚いコンクリートが打ってありますが
ここに同じような30度、相対湿度75%の空気が入ってこれば
当然結露をします。
ご存知無い方も多いですが、
ベタ基礎といえども夏や梅雨の湿度の高い時期には、
水分を多量に含んだ外気が床下に入ると、
地熱の影響を受けた冷たい基礎コンクリートに冷やされて結露が発生します。
コンクリートのように比重の大きなものは
熱しにくく冷めにくい性質を持っています。
マンションのように建物全体がコンクリートで覆われ
更に真南向きに建てられていれば
北側や建物内部のコンクリートは
日光で温められることなく
その比重で温度は上がりません。
そこに気温30度以上、相対湿度75%の空気が流れ込めば
床も壁も天井もコンクリートで出来たマンションは
結露をすることになります。
特にマンションの1階は
その構造上、床のコンクリートは地熱の影響を受け温度は低く
更に床の仕上材とコンクリートの間の空気は
壁裏、天井裏の空気と繋がっていますから
マンションの1階は
あらゆる場所で結露が起きている可能性があります。
結露が床下や壁の裏など
気づかないところで起きていれば
そこにカビが生え、ダニが繁殖している可能性があります。
それは即、喘息に繋がります。
小さいお子さんのいらっしゃる家庭、
高齢者のみの家庭、
病気がちな方がご家族にいらっしゃる家庭では
結露対策のしてないマンションの1階に住む事は
とてもお勧めできません。
これは一般の木造住宅にも言えます。
きちんと換気の出来ない家は
家ではありません。
湿度が90%の梅雨時期に窓を開けて換気する人はどれだけいるでしょう、
真夏の気温33度以上で湿度が75%あったら
誰が窓を開けて換気するでしょう、
真冬の寒い時期に何%の人が窓を開けて換気するか、
壁掛けの24時間換気扇はお飾りでしかないことを
多くの人は知りません。
また、大部分のエアコンには換気機能はありませんが
そのことをご存じ無い方は随分みえます。
気密、換気、断熱、冷暖房
これが家の基本的な性能です。
マンションの結露も
この基本を知っていれば解決できます。
さて、
こういうブログを読んだら
欲しくなってしまいました。
今夜は和牛の叩きに決まりですね。
それでは
皆さん、また明日。
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