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社長ブログケヤキの木の下で

2018年8月3日

エアコン冷房がよく効くからと言って性能の良い家とは限りません。



おはようございます
紙太材木店の田原です。
毎日ビールが美味しくいただけるのはいいのですが
さすがにこの暑さには閉口します。
昨日のニュースでは7月の最高気温の平均は多治見が全国トップとか
美濃市や岐阜市もはいってましたし
トップテンの中に岐阜県内の市がいくつも入ってました。
多治見と美濃市の中間地点にある川辺町も
相当な暑さのはずですが観測点になっていないようで
気温が何度なのかは不明です。
夏の冷房は冬の暖房に比べれば時間当たりのエアコンの消費電力は小さなものです。
なぜなら冬のエアコンは0度の気温を20度まで上げなければなりませんが
夏は33度を27度か28度にすすればいいわけで
冬に比べればちょっと働くだけで済むというわけです。
夏のエアコン冷房の電気代を気にされる方が多くいますが
冬に比べればそれほど気になる金額ではありません。
性能的なことを言えば
6畳用のエアコンでもかなり広い面積を冷やすことができます。
10畳用とか12畳用のエアコンで冷やすとそれはもう過剰性能
設定温度をかなり上げても足元が寒いなんてことになります。
このエアコンの性能を知らないと
夏のエアコンがこんなに効くなんて
私の家はとっても断熱性がいいと誤解してしまう方もいますが
最近建てられた家ならどんな家でもそこそこ夏の冷房は効きます。
涼しいのは家の性能のおかげではなく
エアコンの性能のおかげですので誤解されませんように。
仕事柄、建築中の方や家を建てた方のブログを読むことがあります、
先日読んだブログでは
夏のエアコンの効きがいいことにびっくりされている方が
冬はエアコンで暖房しても
靴下2枚にカイロ、加えてポアダウンを着ていると書かれていました。
寒さの感じ方は人それぞれですので
なんとも言えませんが
この方はご自分の家が高気密高断熱の家だと思っています。
高気密高断熱の家と言うのは
残念ながら明確な定義がありません。
誰でもどんな家でも使い放題な言葉と考えたほうがいいでしょう。
この家は気密の断熱もとてもいいですよ(昔の家に比べれば)
と言われれば、高気密高断熱の家だ、と思いがちですが
ご自分でその言葉の裏付けを確認するか
エビデンスのある資料を出してもらうかしか
確認する術はありません。
簡単な確認方法は
ひと夏24時間、家中冷房したらいくらかかりますか?
あるいはひと冬24時間家中暖房するといくらかかりますか?
と聞いてみて
すぐに答えが出せて、計算根拠の説明ができるようなら
大丈夫と考えていいでしょう。
Ua値だけの説明なら眉に唾をつける必要があります。
夏はよくても
冬は靴下2枚にカイロとダウンジャケットの生活かもしれません。

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