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社長ブログケヤキの木の下で

2018年11月5日

様々な手法がある全館冷暖房

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先月の新住協の総会で一部紹介されていたのが
階間にエアコンを設置し
一台のエアコンで全館冷暖房をする方法
階間というのは一階の天井と二階の床の間のことで
ここには50センチほどの空間があり、
閉じられた空間となっていて
家中の部屋の天井か床に接しています。
そこに暖気や冷気を送り込めば家中冷暖房できるという仕組みです。
最近、一般の工務店や設計者の間でも 
床下エアコンが増えていますが
床下、あるいは半床下にエアコンを設置することに対し
エアコンメーカーが補償を出さないことや
二階の床の表面温度が期待したほど上がらないため
二階にもエアコンを設置する必要があるなど
高性能を謳っていても実績や経験が不足しているため
クレームになるケースも見られます。
そこで床下ではなく階間にエアコンで暖気や冷気を入れ
ブースターファンを使い強制的に各部屋に給気し全館冷暖房する手法を
新住協の鎌田先生が提唱されています。
皆が二の足を踏む中、(日本中誰もしたことがなくて実績がないので疑心暗鬼の中)
新潟の相模さんが早速第一号の家を建てたようで、
非常に快適、好調で好評を得ていると飛び入りで報告されました。
断熱や気密性能がどんどん向上する中
冷暖房の手法は全室冷暖房、そして全館空調に移行しています。
その中でメンテナンスのし易さ、
初期設置費用の安さなど
性能は当たり前で、維持管理のし易さ、コストといった
更なる向上が検討されているわけで
様々な手法がある中でどんな手法が残っていくのか
最終的には市場が決めることになります。
性能向上に向かって動き出した日本の住まい
スタートアップで動いているところもあれば
形だけのところもあり
その区別が一般の方にはわかりにくいのが実情
ババを引かないためには自分自身でも勉強する以外ありません。
ポイントは断熱、気密、換気、冷暖房シシテム
それに耐震性です。
老婆心ながら言うと、断熱だけではNGです。

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