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社長ブログケヤキの木の下で

2019年3月25日

断熱改修費に10万以上はかけたくない人は半数


大野町の家

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
三寒四温のこの頃ですが
朝晩はやはり寒いですね。
先日、新建ハウジングの記事にSUVACO(スバコ)と言うところが実施した
断熱改修に関するアンケートが出ていました。
簡単に要約すると
「家の断熱改修なんて、寒さ対策に有効でも実施したいなんて思わないという人が半数」
全国の500人以上にアンケートを取っているので、
これが今の日本の現状でしょう。
理由は改修にかかる費用で、
断熱改修の許容できる費用は10万以下と言うのが最多の回答とか。
多くの方は
普通の家=寒い家で生まれ育っていますが、
寒い家と言うのは少し語弊があるかもしれません。
冬、家の中が寒いのは当たり前の家と言ったほうがいいかもしれません。
(どこの家でもそうでしたから)
なので、家とはそういうもので
暖房器具さえ取り付ければ寒くてもそれなりに過ごせる。
実際自分はそういう家で不自由なく育ってきた。

なのにそこに10万以上かけて断熱改修するなんて考えられない。
だからこそ、断熱は必要だ、義務化しよう!
ほかっておいたら何も変わらないんだから、
健康寿命を伸ばそう、ヒートショックを減らそう。
なんて言う国交省の試みは脆くも崩れ去りました。
多くの方が断熱改修について気にしながらも
そんなの関係ない、そんなの気にしない。
と感じています。
イギリスのEU残留についても
残る、残らないはほぼ拮抗しています。
自分が考えたこともないようなことや関心のないことについて聞かれても、
同じような回答になるんじゃないでしょうか。
断熱改修の義務化についても同じで
半分は反対、あるいは無関心と考えていいでしょう。
むしろ残りの半数の方が必要性を感じている、
あるいはしたいと思っているわけですから
まだ救いがあります。
(費用10万以下と言うのが気になりますが)
建ててしまってからではそれなりに費用が掛かってしまいますし、
欧米では全室暖房が普通ですよ
中国や韓国でも断熱の基準はもっと厳しいですよ

なんて言っても、その気がなければ馬の耳に念仏…
だからこそ新しく建てる時に、
きちんと断熱する、気密を取る、換気をする

ということが大切です。

一度建ててしまうと今の家はどんな家でも50年はもちます。
A 全室暖房の暖かい家で育っていれば、それが普通ですし
B 人がいる時いる時間だけ暖かくする家で育っていれば、
それが普通となってしまいます。

Aの家に住んで、Bの家の暖房費の半分で済むなら、
Aの家のほうが暮らし易いといえます。
これから家を建てる方はその選択を迫られることになります。
3月31日まで残り1週間ですから消費税の事を考えると
ハウスメーカーは契約を迫ってくるはずです。
どちらにするかはあなた次第ですが、
8%と10%、給付金やら減税対策も充実してますから
じっくり考えてもいいんじゃないでしょうか。
どちらにしますか?と聞かないHMの家は恐らくBでしょうね。
でもAの家で一度でも過ごしてみるとBの家には戻れなくなります。
Bの家が日本ではまだ一般的ですが
そのBの家を建てた人でさえ、実家の古い家では寒いから泊まりたくないという話を聞きます。
それと同じことが今現在のAとBの間にはあります。

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