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社長ブログケヤキの木の下で

2020年8月3日

Heat20 G2で十分?


 絶賛、蝉の大合唱中な事務所

おはようございます、

紙太材木店の田原です。
西濃の本巣市で局地的な大雨とか。
こちらもつい先ほどから雷鳴とともに雨が降り始めました。
温暖化とともに雨の降り方が以前とかなり違ってきていると、
多くの方が感じているのではないでしょうか。
国交省の​地域区分(建築物エネルギー消費性能基準等~)​も
昨年改正されていて
岐阜県の場合、従来5地域だったところが、
6地域に変更されている市町村がかなりあります。
多治見、可児、美濃加茂、関、山県などは
一昨年まで5地域でしたが、昨年から6地域に変更されています。
まあそれだけ暖かくなっているということなんですね。
私の住んでいる川辺町は5地域のままですから、
同じ美濃地方なんですが、なんとなく北国のイメージ…
そうなると
Heat20のG2のUa値も違ってきて
5地域は0.34W/m2K
6地域は0.46W/m2K
Heat20のことも、最近家づくりを検討されている方はご存知の方が多くなりました。
紙太材木店に来られる方の多くもご存知で、
中にははっきりとレベルを指定される方もいます。
お隣同士の、美濃加茂、可児、多治見。
5地域から6地域へUa値が変わりますが、
そもそもUa値と言うのは移動する熱の量を言います。
家の中と外で1度だけ温度が違う時に移動する熱です。
つまり、冬の家の中が20度、外が-3度だったら
差が20-(-3)で23度ですから
5地域なら0.34×23=7.82w
それに外皮の面積(例えば300m2)をかけると
7.82×300m2=2346W/m2k
6地域なら0.46×23×300m2=3174W/m2K
何が言いたいのかと言うと
6地域では5地域の1.35倍(3174÷2346)の熱が家の中から外に逃げていきます。
熱は水と同じで高いところから低いところに移動しますから、
冬は家の中から外に
夏は家の外から中に
同じHeat20のG2でも
地域が違うと1.35倍の熱が出たり入ったりします。
一昨年まで5地域だけど去年から6地域だから、
1.35倍の熱が出入りする家になるけど同じG2だからOK?
Heat20のG2もあくまで一つの目安です。
どういう暮らしがしたいかを自分で理解していないと、
G2だから大丈夫ですよ、という言葉を鵜呑みすることになります。
それって、
ウレタンを吹き付けてますから大丈夫ですよ
ウールの断熱材ですから大丈夫ですよ
と言うのと五十歩百歩。

現在工事中の美濃加茂市の下米田の家のUa値は0.3
G2レベルの家と外皮の性能レベルでは、1.5倍の差があります。
こちらの工事中の家で近々
断熱・気密見学会を予定してますので、ご興味のある方はご連絡ください。
詳細日程はまだ未定なので決まり次第ブログとHPに載せます。
ものすごく暑い日を選んで体感していいただきます。

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