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社長ブログケヤキの木の下で

2020年8月5日

QPEXとQ-1住宅


2か月待ちの輸入木製サッシ 下米田の家
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
長い梅雨が明けたと思ったら猛暑襲来。
ビールの美味しい季節になりました。
先日、新住協の中部東海支部の打合せがありました。
主だったメンバーに集まっていただき、
支部の広報と研修を今年度どのように活動するかの打合せです。
話のついでにで出てきたのがマスター会員の件。
7社ほど集まってましたが、マスター会員は2社だけ。
残りの5社はマスター会員ではありませんが、
マスター会員になるだけの実績と経験は既にあるのに、
(Q-1住宅を建てていることが条件)
図面や資料の提出、それに鎌田先生が直接資料を確認することもあって
いままで及び腰だったことが判明。
支部長の金子建築工業の林専務から
早速申請するように厳命されておりました。

新住協の​Q-1住宅(キューワン)
これはQ値が1の住宅と言う意味ではありません。
国の省エネ基準の家に比べて
暖房消費エネルギーが
1/2~1/10になる家をQ-1住宅と言います。
(削減率のよってレベルが分かれています)

へそ曲がりの方は
家庭で使うエネルギーで一番多いのは給湯(お湯)に使うエネルギーなんだから、
暖房よりそちらに目を向けるべきと言う方も見えるかも…。
そちらはどちらかと言えば設備からアプローチで、
建築的なアプローチとなると冷暖房と言うことになります。
この暖房消費エネルギーを削減するのに、
設計者にとって欠かせないのがQPEXというソフトです。
設計者はどの断熱材を厚さどれくらいで取り付けたら、
あるいは様々なサッシがある中で
どのサッシをどの方角に、どんなガラスを、
どれくらいの大きさでつけたら
どんな効果が、
つまり暖房エネルギーがどれだけ削減できるかが分かります。
同時に設計者は予算の事も考える必要があります。
この断熱材やサッシを使うとどれくらい効果があって、それがいくらするのか?

つまりコストパフォーマンスです。
それらが総合的にわからないと提案のしようが無いわけです。
会社で使うサッシが決められているから
うちはYKKのエピソードです。
Lixilのサーモスです。
それ以外のものを使うと追加料金が発生します。
このようなことは住まい手には関係の無いことで、
その会社の都合と言うことになります。
住まい手にとっては
限られた予算の中で最高の性能を出してくれればいいのです。
住まい手の家にあった最適な性能と価格を知るためのツールが、
QPEXです。

もちろん、サッシや断熱材だけでなく
家の庇の長さや、向き(方角)、日射etc
様々な要素が冷暖房消費エネルギーに影響してきますから、
これから家を建てられる方は
涼しさ、暖かさの根拠を確認する必要があります。
ps
新住協関西支部が
明日、ZOOMでQPEXの研修を行います。
興味のある方は関西支部にお問い合わせください。
(実務者向けです)
後日、YOUTUBEでも見られるようですから
一般の方でも興味のある方はご覧ください。
訂正
8月6日
林常務→林専務

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