社長ブログケヤキの木の下で
2023年1月20日
我慢するかあるいは・・・
冬はダイレクトゲインを有効活用する
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝も氷点下の美濃地方、快晴なのが救いです。
昼間はそれなりの日差しで暖かくなりそうですが、
来週はこの冬一番の寒気が来るとか。
先日のクローズアップ現代でやっていた対策、
それなりの効果は期待できそうですから、
寒い家に住んでる方は試してみてください。
さて、電気代。
今年初めての電気代の請求が届き始めているようで、
SNS上ではその金額の高さに驚きの声が上がってます。
友人の一人は広島なので、中国電力。
燃料調整費が昨年は1Kwh当たり1.59円
今年はそれが15.02円
5人家族で58.745円の請求とか
一般家庭でオール電化だと、
昨年比プラス2万円前後が多いようです。
ガスを使用しているところも、
ガス代の値上がりが大きいようです。
昨日のツイッターではガスだけで4万越えも…
お正月休みが入りますから
通常の月より高くなるのは分かっていても、
ここまで来るとさすがに身構えてしまいます。
昨年、ウクライナの戦争でヨーロッパの電気代が高騰していると聞いても
それほど身近に感じませんでしたが、
さすがにこれらの金額を聞くとある意味ショックです。
今月の電気、ガス代から政府の補助が入りますが、
8月までは1Kwh当たり7円
9月はその半分の3.5円
10月以降は補助の予定はありません。
燃料調整費や賦課金はそのままですから
大きな期待はしない方がいいでしょう。
実際の対策としては、
新築を検討されている方は
できるだけ断熱性能を上げることと
太陽光パネルを設置すること
余裕があれば蓄電池の設置も。
既に家を建ててしまっている方は、
住まいの状況により対策が異なります。
一言で断熱改修と言っても手法は様々で、
かかる費用もピンからキリまで。
どんな断熱改修が一番効果があるかは、
実際のところは計算してみなければ分かりません。
そのうえで費用対効果の確認。
それほど古い家でなければ、窓の改修(内窓の設置)
10年ほど前までは普通だった床根太方式の家の場合は、
壁の通気止めも効果があります。
ただ、壁を一部剥がして断熱材を入れますから、
壁の補修工事も発生します。
床下は入ることができますから、床の断熱の補強は比較的容易です。
ただ、気密性を上げようとすると
それなりの工事になりますから、費用も上がっていきます。
どの対策を取るかは設計者と相談ですが、
費用対効果を知ることが大事ですから
暖房負荷の計算ができる設計者と相談するのが、必要条件となります。
一体型のLDKでサッシに内窓を付けると
同じエアコンで暖房した時
何度室温が上がるか?
床の断熱材を補強すると
何度上がるか?
壁の気流による熱損失を無くすの
気流止めをするとどうか?
天井に断熱材を入れるとどうなのか?
それぞれの概算費用はどれくらいになるのか?
このようなことが分かる時代ですので、
住まいの状況に合わせた断熱改修ができます。
エネルギー価格は国際価格で
毎年のように上がっていきます。
何もしなければ、残念ながら我慢する以外ありません。
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