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社長ブログケヤキの木の下で

2022年11月2日

BIS講習のあとが


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は快晴の美濃地方。
昨日の雨が嘘のようにすっきりと晴れ上がってます。
週明けのBIS講習は中身の濃いものでした。
何の略かと言うと「断熱施工技術者」で
Building
Inslation
Specialist
北海道や東北の実務者には知られた資格で、
北海道建築技術協会が認定します。
北海道で住宅の断熱化などで補助を受けようとすると、この資格者の関与が必須になります。
内地(東北以南)では一般の方はもとより
実務者にもほとんど知られていませんが、
ここ数年、本州でもこの資格の講習が開かれるようになりました。
昨年、佐藤工務店さんなどの尽力で大宮で開かれましたが
都合がつかず断念。

それが今年は名古屋だけでなく、大阪や福岡でも開催されました。
名古屋開催はミライの住宅の森さんや林さんの尽力によるもので、
50名弱の方が受講しました。
住宅性能表示制度の改定で
10月から断熱性能等級6.7が新設されましたが、
そんなの必要ないよと言う話が巷間あります。
一昔前、ペアガラスが出始めた時も
付加断熱
トリプルサッシ
気密シート
耐震等級2.3
熱交換換気
樹脂サッシ、
太陽光パネル
etc
当初は、あるいは今でも、そこまでは必要ないよ・・・
国がなぜ、内地(東北以南)の温暖地と言われる地域で
断熱性能等級6や7を作ったのか?
北海道より暖かいからそんなの関係ない、訳ではありません。
世界共通の認識として健康性を維持していくためには、
冬季の室内の温度を18度以下にはしないというものがあります。
同時にそれは、より少ないエネルギーで
全部屋の温度を18度以下にしないことを意味します。
そのためには断熱性を上げることは必須ですが、
断熱材だけで済むわけではありません。
そこには換気や気密、暖房手法等、様々な知見や知識が必要になります。
講習のテキストを見ると、
内地で常識のように使われている部材がNGであったりと、
受講して初めて知ることも多くありました。
実は講習終了後に懇親会があったのですが、
受講者だけでなく
ツイッターやクラブハウス、インスタなどで
情報発信をしている住まい手の方も何人か来られて
一緒に盛り上がりました。
既に家を建てられた方
今現在工務店と打ち合わせ中の方
これから検討される方等などから
貴重な話を聞くことができました。
今回のBISの認定試験が12月1日にありますが、
次回試験の後にも集まりましょうということでお開きになりましたが、
今から楽しみです。

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