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社長ブログケヤキの木の下で

2022年12月12日

思い込み

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週末は打合せがあることが普通になっている、建築会社。
年末は現場も慌ただしくなりますから、
休みを捻りだすのに少し工夫が求められます。
と言っても今年もあと3週間ほど…
仕事納めが28日ですから、二週間ちょっとですね。
さて、太陽光発電。
FBに東北芸術工科大学の三浦先生が
日本海側の山形でもパネルの1Kwの発電量は年間を通せば、
東京より
3%低いだけとおっしゃってました。



上記2枚とも 東北芸術工科大学 三浦秀一先生 FBより

冬の東北地方で日本海側

これだけ聞くと、発電量は少ないだろうから
パネル設置は困難と考えがちです。
それは思い込みと言うことがわかります。
グラフからは梅雨の影響が少ないことや
夏季の高温による発電効率の低下が少ないことが、読み取れます。
中部地方では北陸3県。
岐阜県で言えば飛騨地方や奥美濃地方というと
冬はやはり雪というイメージが先行しますから、
最初から検討しないケースもあると思われますが、
パネルを検討する場合は年間を通してどれくらい発電するか?
冬の発電量は少なくても、梅雨時や夏場を通した年間の発電量で考えることが大切とわかります。
岐阜県でも
雪が良く降るからとか
山間部だから
あるいは南向きではないから
条件が悪いからと言うことで
最初から検討しないケースもあると思われますが、
そこで家を建てる時は
見積を取って発電量を出してもらい、
設置費用から投資回収年数を出して判断する。
高騰する電気代に対する防衛策は断熱を強化することと、
パネル設置しかありません。
東京ではパネルの設置の義務化で動き出していますが、
東京だけの話しではありません。
川崎市も2025年から
パネル設置義務化
​になります。

恐らく今後も追随する市や町が出てくると思われます。
主だった都市は10年以内に同様な条例を施行するでしょう。
従来の延長線上での家づくりであれば
間取りとデザインと予算をさえ考えれば大丈夫でしたが、
今ではそこに性能が入ります。
性能は設計力だけでなく、施工力も求められます。
どんな家を
誰に設計してもらい
どこで施行してもらうか
リフォームでも
同様なことが求められる時代になりました。
住宅を取り巻く環境は多くの皆さんが思っているよりも
ずっと早く、大きく変化しています。

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