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社長ブログケヤキの木の下で

2013年2月27日

換気システムのブランド オカトミ

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
前回、
室内の空気環境を担保するのは
気密と換気システムにほかなりません。
という話をしましたが
タイミングよく換気システムメーカーのオカトミさんが
換気システムについて
分かり易く説明してくれてます。
換気システムなんてあってもなくても同じ
出来れば無ないほうがいいけれど
法律で義務付けられているから渋々設置と言う建築会社もある
となれば
一番安い壁掛けの換気装置でも付けて置くか、
と言う事になりがち。
ユーザーであるこれから家を建てる人にとっても
なぜ必要なのか良く分からない
換気扇なんて24時間も回せば家の中が寒くなるから
出来れば回したくないと考える人も多い
中には入居数日でスイッチを切ってしまう人も・・
前回お話したグラフをご覧になれば
いくら優れた換気装置を使っても
建物本体の気密性能が良くなければ
絵に書いた餅であることが分かります。
東京大学の前准教授は著書
「エコハウスのウソ」の中で
~低気密のまま機械換気しても居室の汚染された空気は入れ替わらない。
「気密をとらない」とは
空気の質に
「責任をとらない」ことと同じだ~
とまで述べています。
北欧では建物の完了検査を融資を行う銀行もします。
なぜなら建物を担保に住宅ローンの融資をするので
その建物が設計どおりの性能でなければ
担保価値は半減してしまうからです。
もちろん換気装置の換気量も実測されますから
家本来の性能が保証されます。
日本では24時間換気扇の換気量は
設計図面の審査だけですから
完了検査の時は付いているかどうかだけの確認。
時にはその確認さえ忘れられたりといったことも。
建築会社に聞いて見ましょう、
換気装置の換気量を測定していますか?
オカトミ製の第3種換気システムDSDD
DSDD概念図web.jpg
各部屋から汚染された空気を集めて排気する構造で
よごれた空気は一方通行で出ていってもらい、
循環させたりはしません。
詳しくは触れませんが
この換気装置、地中熱を利用できたり
排気する暖められた空気と冷たい外気を熱交換できたりもします。
性能の良い換気装置は
性能のいい躯体でその実力が最高度に発揮されます。
いくらこの換気システムをつかっても
スカスカ住宅ではその優れた性能は発揮できません。
家の換気が世界の住宅業界のなかで
どんな位置づけになっているか
日本にいるとなかなか分かりませんが
これから家を建てようとされる方は
一度調べてみても損はしません。
24時間換気扇の設置が義務付けられてからも
喘息になる子供が一向に減らないんですから。

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