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社長ブログケヤキの木の下で

2013年1月9日

手仕事

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今年は仕事始め初日から全力疾走となりました。
解体工事では切り取った土壁を運搬中
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防塵マスクが手放せません。
土壁は叩いて土を落とし、
中に編みこんである竹とに分けて分別回収が基本です。
どこかのテレビ番組のようにそのままトラックに放り込む事はありません。
裏の工場では
近藤大工さんがプレナーで枠材を削って直角にしています。
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削って直角を出す?
どういう事かと言うと
長い材料を鋸で4面を切っただけでは直角が出ていませんから
カンナで削る面に対して直角が出ている面に材料を押し当てながら削る
すると何度か削っていくと直角になると言うわけです。
その後仕上げ用のカンナでもう一度削ってようやく材料になります。
もちろん一回だけでなく何度も削って仕上げますから
鉋屑が山のように出来ていきます。
1.8.2013 001.jpg
材料の巾や厚み、長さは
窓や建具のサイズや納まりに合わせますから
いろんな種類が出来ます。
1.8 2013 005.jpg
原板から必要なサイズより大きめに切り出し
直角を出すため削って、
仕上げて削って
建具の溝を掘って
という工程がありますから
これだけの部材を仕上げるのにほぼ一日仕事。
鉋で削った無垢材の匂いや艶や手触り、
知らない人が多いけれど
五感で感じることのできる材料です。
土岐の家Aで使用予定
吉村障子や縦格子の大胆な建具もありますから
私が今からワクワクしている現場です。
それでは
皆さん、次回をお楽しみに。

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