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社長ブログケヤキの木の下で

2013年3月4日

「紙太材木店の家の特徴、デザイン、素材編」 の前に・・

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
紙太材木店の家の特徴、デザイン、素材編
前回までのお話は家の性能についてのお話
内容は一般的な言葉で言えば高気密高断熱住宅や熱交換、地中熱利用etc
面白くないなぁ
という声が聞こえてきそうです・・
いえ、ちゃんと聞こえてます。
日本全国、北海道を除いてこの種の住宅は不人気で
高気高断住宅にのめりこむと会社がつぶれてしまうというジンクスすらあります。
率直に言えば高気高断に力を入れないほうがお客様にウケがいい。
これは日本だけに起こる珍しい現象で
諸外国では先ず第一に性能(気密や断熱を数値で確かめる)
次にデザインや間取りなのが
日本では先ず第一に間取りやデザイン
性能なんて気にする人は実は10人に一人なのが現実
暖かい家がいいと言いながら・・
だから、勘違いして住宅の性能にのめりこむと
会社がつぶれてしまうことにもなりかねない。
ものづくり日本の遺伝子をもった工務店ほど
潰れる可能性が高いなんてことも。
一般的に自然系をウリにしている住宅会社の場合、
気密を否定的に表現しています。
気密イコール窒息住宅
ビニールクロスイコール呼吸できない住宅
エアコンのいらない家
自然なチカラで快適な住まいを作る仕組みetc
こういった説明や表現は
住宅の勉強初心者の方の共感を生みます。
紙太材木店の場合、
自然系で世界基準の高気密、高断熱!
日本でしか通用しない自己満足高気密ではありません。
ということで、
それで行こう。
自然系で性能は世界基準!
この岐阜県の南半分の美濃地方
事務所の外に温度計が下げてあります。
毎朝、気温を確認するのが私の日課
朝の6時半、1月から2月の末まで大抵マイナス3~5度
今朝もマイナス3度です。
八百津町の家でも計測してます
地元の人は分かりますが
久田見や潮南ではなく伊岐津志で昨年の最低気温はマイナス9度
マイナス7度もあります。
はっきり言えば加茂郡、美濃加茂、可児は冬は準寒冷地。
夏は35度を越える日も続き、相対湿度も高く亜熱帯までの気候の同居する地域。
(可児市はあの暑い多治見市の隣)
この地域で冬に室内を快適にしようとするには
気密処理をしていないとむずかしい。
でなければ薪ストーブのような高火力のものを使うか
ファンヒーターとエアコンと炬燵のどれかを2つ同時に使うしかない。
気密が取れてなければ、
高価な全館空調をいれて床暖房もという家もあります。
また、35度を越える夏の暑さをパッシブで制御しようなどというのは
はっきり言えばあまりに建築的に無知
汗をだらだら流している施主に
今年はエアコン使わなくても良かったわね(我慢した)
などと言わせるようなことを(洗脳)すべきではない。
風の通りや、熱気抜きの対策はしてありますが、
夏、暑ければ我慢せずにエアコンをお使い下さい、
とアドバイスすべき。
冬季、この美濃地域で無暖房で暮らすには
Q値、0.8程度にまでする必要がありますが、
これは現行の次世代省エネ基準で北海道基準の倍の性能
でも、実は技術的には既に可能な範囲で
自然素材で無暖房住宅も設計可能
(7年後の2020年にはドイツではそのような家しか建てられません!)
でも、その前に
自然系で性能は世界基準の家!
美濃地方では人跡未踏のエリアを目指します。
「紙太材木店の家の特徴、デザイン、素材編」
前置きが長くなってしまったような・・・
イントロと言う事で御容赦。

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