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社長ブログケヤキの木の下で

2013年3月8日

自然な素材を品よく仕上げる

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
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自然な素材を品よく仕上げる。
ともすれば
自然素材を使うと素材自体がもっている力に頼ってしまう場合が多い
作り手や設計者は意識してないのだが
素材に力があるのでそれを取り付けてお仕舞い。
あるいはそこで満足してしまっているという例を
雑誌やネット上でよく見かける。
大手のHMの家に使ってある材料に比べれば
素材自体はとてもいい。
にもかかわらず、全体の印象は
デザイン的な感性というものが不足しているように感じるのは
私だけではないはずで、
もう一歩、デザインに気を使えば全体の印象はガラリと変わる家が多くある。
「自然素材でデザイン」では少し分かりにくい。
別な言い方をすれば
「自然な素材を品よく丁寧に仕上げる感性」とでも言ったらいいかもしれません。
せっかくの材料なのだから
ありのままをそのままドンではなく
隠すとかチラ見せするという工夫をするだけで
印象は随分ちがってくる。
見えそうで見えなくて
想像力を持ってもらうというような感覚でしょうか。
同時に大きければいい、力強ければいいわけではなく
太さ、厚さ、大胆さと
細さ、薄さ、繊細さの組み合わせとバランスはとても大事
魅かれるものが感じられる部屋や外観
年齢とともに変わっていくものもありますが
自分が40代、50代になってもよかったと思えるデザインかどうか
日本人の繊細な感性を考えると
そこのところもとても大事だなと思う次第です。
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