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社長ブログケヤキの木の下で

2014年7月7日

ドイツの住宅展示場 9割近くがパッシブハウス級の断熱性

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週末は川辺町の
KAWABW BOAT COMMUNITY&ACADEMYの設立総会
ボートと言っても
競艇のボートではありません。
競技用の学生、社会人が競う、由緒正しいボートです。
有名なのはテムズ川のオックスフォードとケンブリッジのレース
日本でも早慶レガッタで有名?ですが
川辺町には40年も前からこの競技を行うための施設があります。
艇庫も宿泊施設も
県営の艇庫のみならず
大垣共立銀行やSONY(現川辺ボートコミ二ティ)のもあり
知る人ぞ知るボートには最適な環境が揃ってます。
周辺の加茂高、美濃加茂高、八百津高出身者でで
全日本の上位入賞者の半分ぐらい占めてるんじゃないでしょうか。
というわけで
川辺町のボートを世界に飛躍させるために
何かしようという趣旨のもと設立されました。
皆様の応援をお願いします m(_ _)m
一応関係者ということでPRさせて頂きます。
さて
新建ハウジングに連載されていた
ドイツパッシブハウス世界大会の視察研修レポに
ドイツの住宅展示場の話が出てました。
実務者の方々は既にお読みになってると思いますが
一般の方はご存知ないはず。
それによると
ケルンにある住宅展示場
(昨年ケルンに行った時は時間がなくて大聖堂のみ見学
後から時間を作って行けばよかったと後悔する羽目に)
24の住宅会社が出店していて
展示場の入口で各モデルの断熱性能や暖房方式が
ひと目でわかるパンフレットが渡されるとのこと
まぁ、省エネ性能が項目毎にひと目でわかるようになってるわけで
節約精神旺盛なドイツ人は性能の悪い住宅は絶対買わなさそう。
093.JPG
昨年訪れたドイツのパッシブハウス ID1277 
そんなわけで
24のモデルのうち19社の住宅がパッシブハウス基準以下!
(壁の熱貫流率が0.15w/m2K以下)
残りのうちの3つも0.2w/m2K未満とのこと
日本の場合、外皮平均熱貫流率(外壁、床、サッシ、天井)が0.87w/m2K
壁のみで見ると日本は0.53w/m2K程度
つまり壁の断熱性では3.5倍近くの差があることになります。
単純に言えば
日本で10cmの厚みの断熱材が
ドイツでは35cm必要ということに。
日本ではようやくこの数字が2020年に義務化される
これから5年後だけどヤラナイヨリマシ
でも、その差は歴然
壁のみならずサッシに至っては
目を覆いたくなるような状況
(とても性能が悪い、つまり安かろう悪かろうのサッシで輸出なんてとてもできない)
世界の住宅性能の動向に関して言えば
家庭で消費されるエネルギーをいかに減らすかが課題で
多くの国が住宅の性能を向上させ
家庭でのエネルギー消費を減らそうと躍起になっている。
YKKが今全国で開催しているAPWフォーラム
昨年から実務者向けに開催している
これはこれでとてもいいことだけど
20回近く全国で開催されるがそのうちの何回かを
一般向けに開催していただけると面白いと思うのは私だけではないはず。
話の内容はその道の専門家でとても面白いし
諸外国のサッシ性能の動向や蒸暑地域でもサッシの性能についても
普通の人が聞いても興味のある内容
2014年は7月が最後なのは残念。
消費者から言われなければ実務者としても
なかなか使いましょうと言い出しづらいのが本音
フォーラムにどう集客するかなど
課題も山積だけど
とても意義あることと思います。
Lixilのようにプレスリリースだけしてダンマリ
前宣伝をYKKに押しつける会社より
大いに評価されるべき
心情的には大いにYKKに頑張って頂きたい。
現在国内で流通している
安かろう?悪かろうのサッシ
2014-07-06.jpg
2014-07-06-2.jpg
二枚ともYKK APW430のカタログより

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