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社長ブログケヤキの木の下で

2016年10月10日

ローンの返済金額プラス燃費で考える トータル固定費

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨夜から少し肌寒く
事務所の外の温度計が13度の美濃地方です。
週末に新住協の会沢事務局長と
加茂野の家を訪問
新住協会員はご存知だと思いますが
「全国各地のQ1.0住宅ユーザーを訪問して住まいの感動を取材」
の一環で来られました。
冊子にして配布されてますが
取材先が一定数になる来年あたり本になるようです。

加茂野の家は、長期優良住宅化リフォームをした住まい
現行の長期優良住宅レベルと同等にするリフォームがしてあります。
しかし、それではまだ不足なので実はもう少しレベルアップしてあります。
一種の換気装置を設置したり、断熱材は既存分がプラスされるようにしたりで
Q値は1.3 Ua値は0.44と現行の基準で言うと北海道基準をクリアしています。
加茂野の家では奥様が97年に家を建てられてから
全てのエネルギー消費をエクセルで記録なさっていて
ガス、灯油、電気の使用量と金額が一目でわかるようになっています。
もちろんグラフにもなってますから様々なことがこのデータからわかって
建築当初のエネルギー代は年間25万を超えてます。
この家はもともと2x4の家で
当時の日本の家としてはかなり高いレベルの住宅ですが
それでもこれだけの燃費が必要
給湯と調理にガス
暖房に灯油と電気
家電、照明、冷房は電気
合計25万を越えますから毎月2万以上必要なわけですが
このレベルの住宅とそれほど変わらない性能の家がまだまだ建てられています。
毎月2万のエネルギー代
つまり燃費2万/月の住宅と言えます。
性能アップに200万の費用が余分にかかったとして
そのローン返済は30年、金利1%で約6000円/月
燃費が3分の1になると6700円/月
それに6000円を加えても12700円/月となります。
200万余分に住宅の性能に投資しても
燃費とローン返済分を合わせて性能の悪い家に住むより3分の2の燃費で生活できます。
住宅を建てるときローンの返済金額にばかり目が行きますが
燃費と合わせたその家に住むトータルな固定費を意識する必要があります。

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