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社長ブログケヤキの木の下で

2016年8月22日

MOKスクール大阪 冴える東大大学院の前准教授

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
台風の進路が気になってましたが
美濃地方への影響はそれほどなさそうで一安心
もう少し進路が西側であれば台風養生が必要で
足場のネットを外したり、資材の固定、飛散防止などで
社員総出で当たることになるところでした。
さて、先週末はMOKスクール大阪
講師は
トヨダヤスシ建築設計事務所 豊田保之さん
東京大学大学院准教授 前真之さん
西方設計 西方里見さん
住宅の温熱環境に興味のある方なら誰もが知っている講師陣
ネットや日経の記事、
建築系の雑誌などではお馴染みで
各地の建築士会などでは講師として引っ張りだこの皆さんです。
豊田さんは設計された、
ならやまの家(一級建築士事務所 ビオス 伊藤吉郎さん自邸)の詳細報告
実はこの家、土壁の家で
Q値は1.91、Ua値は0.55
土壁の外側に断熱材を入れたりしていて
土壁の保湿能力や結露計算、通風シュミレーション、蓄熱など
省エネルギー効果を実測した報告がありました。
美濃市の森林文化アカデミーの非常勤講師やWOOD ACの監事もされていて
美濃地方とは縁のある方で、ご存知の実務者もいると思います。
第二講義は前准教授
いつものことですが
パワーポイントの資料は136p
猛烈なスピードの講義です。
(90分授業で教科書1冊終わらせる感覚)
乱暴ですが
一言でまとめると
日本の住宅、PV(太陽光パネル)載せる前にすることがあるだろ
日本のZEHの問題点は
1.断熱性がお粗末(外皮性能が低い)
2.1次エネルギー たった20%削減でゼロエネ
3.家電消費エネルギーは入れなくていいからPVも少しでOK
今の日本のZEHのシステムで家を建てても
将来評価されるかどうかは怪しいということ
パネルなんて後からでも設置できるわけですから
建物本体の性能を第一に考えるべきでしょう。
日本のZEH、国策ですが冷静に慎重に考える必要があります、
なぜ国策なのかも含めて考えるとわかりやすいかもしれません。
最後は
西方先生
最近は関西の姫路でも仕事をされているようで
実務者向けのQ-1住宅のマニアックな話が中心
一般の方が聞いてもそれほど面白くないので割愛
超高性能アルミ地窓の話とかプサイ値を考えた開口部周りのはなしとかね
西方先生や豊田さん、
懇親会、その後の二次会まで楽しく飲んでおられました。

(写真は大阪MOKスクールより拝借)
西方先生の隣は翌日PHJの近畿支部で講師を務める夏見さん(夏見工務店)
最後は3人で新大阪の駅までタクシーで帰還したような・・・

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