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社長ブログケヤキの木の下で

2016年10月17日

木造5階建て MOKスクールの講義

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
週末はMOKスクールで大阪
木造の4階建て、5階建ての講義プラス防火
講師は桜設計集団の
佐藤さんと安井さん
それにKUS一級建築士事務所の内海さん
木造で3階建て以上の住宅を建てる場合
防火が大きな検討対象になります。
特に都市部の場合、住宅が密集してますから
ほとんどの地域は準防火かあるいは防火地域にしてしてあります。
世田谷の下馬の集合住宅の詳細(木造5階建て)や
赤羽の集合住宅(木造4階建て)など
リンク先をご覧になると
木造の建物の可能性がとても広いことがわかります。
あいにく私は地方の郡部に住んでますから
ご紹介したような建物に関係するようなことはしていませんが
考え方はとても参考になります。
特に木造の住宅の防火は講師の安井さんが専門家で
準防火地域の木造現し2階建ての住宅となると
今までは防火の関係からほとんど無理と言うのが相場でしたが
近年様々な実証実験が行われ
国交省からはいろんな告示や大臣認定が出ていて
上記の準防火地域で
化粧垂木に杉板の軒裏
外壁も板張りなんて木造住宅も可能になっています。
可児の家の化粧垂木に杉板の軒裏

従来は町中の準防火地域では外壁はモルタルかサイディング
軒裏もモルタルを塗り込むか
不燃材のサイディングを張り付けるしかありませんでした。
したがって、外観はこれが日本の家かと思うほどで
木のデザインや質感を求めても事実上それは無理でした。
それが防火構造の軒裏にすると可能です。
設計に携わる実務者でもまだ無理と思い込んでる方も多くいますし
一般の方で建築に明るい方のほうがむしろ無理と思い込んでるケースがあります。
法令や告示は毎年のように改定されてます。
特に公共建築物でもできるだけ木を使うという方針が国から出て以後
木を使う建物はコンクリートや鉄骨に比べ圧倒的にCO2が削減出来ますから
ニュースや新聞、雑誌などで見聞きする機会も多いと思います。
町中で住宅をお考えの方も
サイディングだけでなく板張りの外壁も検討されてはいかがでしょう。
素地の仕上げなら50年以上メンテナンスは不要です。

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