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社長ブログケヤキの木の下で

2017年3月6日

住宅性能の話をすると地雷が爆発する?

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
梅の花もそこかしこで咲いて、
もう春ですね。
さて、これから住まいを建てようというお考えの方、
言わば住宅初心者の方の場合
何を基準に工務店やハウスメーカーを選んでいいのか
全く分からないのが普通で
モデルハウスやオープンハウスに参加したり
ネットで情報収集したりして徐々に2.3社に絞り込んでいくことになります。
大きな会社では専属の営業担当者がいますが
工務店などではそれが社長であったり、
設計担当者であったりします。
紙太材木店の場合大手のHMと競合するケースはほとんどありませんが
稀にあります。
工務店や設計事務所の場合、
競合対策なんてほとんどしないのですが
大手のHMの営業マンの場合かなりの割合でこの競合対策をしてきます。
つまり競合になりそうな会社の得意とする分野の優位性をフラットにする
あるいはそれらはそれほど重要ではないと思わせる
そちらに意識を持っていかせないなど手法は様々ですが
それなりに練られているので相手が住宅初心者の場合
陥るケースが間間あります。
競合相手の
断熱や気密、換気といった住宅の性能をフラットにしようとする場合
車の性能に置き換えるケース(車でなくてもいいのですが)
子供の送り迎えや、
週に1回買い物に行くのに車の購入を検討していると仮定して
普段使いの車って、普通の家に住むことと同じですよね、
馬力が何馬力でスピードがでますよ、
エンジンが○○なのでグングン走りますよ
なんて普段使いでは必要ないですよね、
断熱や気密ってそんなに必要ですか?
あなたがお考えの普通の断熱でいいんじゃないでしょうか
普段使いの車に必要以上の性能を付けても・・・
それよりあなたがお考えの予算内に収めることのほうが大切ですよね。
限られた予算ですから性能は普通にすれば
その分キッチンやインテリアに・・・
ここに性能アップ→押付け営業(工務店や設計事務所の都合)の香りを混ぜる
(香りを混ぜる:直接的には絶対言わない、ニュアンス、雰囲気で伝える)
このようにHMで競合対策を取られた住宅初心者が
工務店や設計事務所で住宅性能の大切さの話をされても
なかなか気持ちには響いてきません。
競合がわからない場合でも
この話をしておけば(地雷といいます)
他社で性能の話が出たとたん(地雷を踏んだ)
「この人は自分の都合で余分な性能を押し付けて売り上げ増を考えているのかも?」
と思う初心者の方も中にはいます。
性能向上に熱心で生真面目な工務店や設計事務所ほど
競合対策なんて何も考えていないですから
この地雷を踏む確率が高いです。
住宅初心者の方はこのほかにもいろんな地雷がありますから
気軽に展示場に行って地雷を持たされないように注意が必要です。

上の話を聞いて、
性能なんて普通でいいななんて思ってるあなたは
既にどこかで地雷を持たされたのかもしれません。

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