2017年6月12日

MOKスクール　大阪 (2)

おはようございます、
紙太材木店の田原です。

週末はMOKスクール
主宰されていた三澤康彦さんがなくなられてから
最初の講義で、冒頭奥様の三澤文子さんから挨拶がありました。
第一講義は
今やマンションリノベーション業界ではカリスマの小谷和也さん
ご自身が今までアパートかマンションにしか住んだことがないということで
独立してすぐにマンションリノベーションに特化した設計事務所にしたとか。
住宅医スクールでも講師を務められていますから
マンションリノベーションの機会のある方は講義を受けておくべきでしょう。
残念ながら私の住んでいる地域ではマンション自体がほとんどない・・
可児市に1棟あるぐらいでしょうか？
マンションの場合、階下に伝わる音、サッシが変えられない、
資材の搬入可能サイズの制限etc
一般の一戸建て住宅のリノベーションとは大きく違いますから
単なるリフォーム屋さんやデザイン優先の設計事務所では
後悔することになるかもしれません。
紙太材木店でもご依頼があれば可能ですのでご相談ください。
第二講義は名和研二さん
こちらは建物の構造が専門、
講義自体は面白いんですが内容は一般的ではありませんから割愛
第三講義は山下保博さん
今や日本より海外での評価が高く仕事も海外が多いとか
そんな中でも個人邸の設計もしていて、その取り組み方の紹介でした。
山下さんがどんな仕事をしているかはこちらをご覧ください。
「私たちは約40年も住宅に住んできた、これからは建築に住みたいと思っている、
挑戦的な建築を作って欲しい」
これが依頼者の最初の言葉で、それに応えて、家を完成させるまでのプロセスの講義ですが
その事前調査の徹底ぶりがすごい
建物は千葉県鎌ケ谷市にある住宅で詳しくはこちらを参考に
面白いのは奄美大島で（奄美のご出身）
「伝統的/伝説的な建築を次の時代につなげるための宿泊システム」
伝泊をはじめられたことの紹介
自分がオーナーにならないとということで
奄美大島の空き家を買い取ってはじめられた事業ですが
地方の空き家解消対策の一つとして注目されています。
MOKスクール
木造住宅や木に関する住まいの勉強をする学校です。
出席者の半数は設計者、残りが工務店、大工職、材木屋、公務員、学生etc
ご興味のある方はスポット参加もOKです。