社長ブログケヤキの木の下で
2023年1月6日
経済と健康は別の次元の話しです。
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
あけましておめでとうございます、
本年も、よろしくお願いいたします。
昨日は薪ストーブ用の薪づくり。
と言っても山へ薪を取りに行くのではなく、ストックしてある廃材のカット。
薪ストーブは廃材(針葉樹)でも燃やせるタイプで
岐阜県産のアグニという機種。
製造元は鍋屋
岐阜県で一番古い会社で、創業は1560年。
お寺の梵鐘などを手掛ける会社です。
建築業の方はご存じですが
新築の住宅を建てたり、リフォームをされているところで
主に無垢の木を扱う工務店では、相当程度の燃やせる廃材が出ます。
杉や桧が主ですが、これらを産廃業者に処分を依頼すると
それなりのコストがかかります。
建築資材は長さが決まっていて4mとか3.6mが主です。
そうすると、必要分をカットすると
60センチとか40センチとか端材が出ますが
そのまま薪にできるわけではありません。
薪ストーブは大きさによって燃やせる薪の長さがありますし、
それを棚にして保管しようとすると長さを揃える必要があります。
と言うことで
大きく太い材は大きなチェーンソー、
小さなものは小さいチェーンソーでカット。
会社としては廃材の処分代の節約で経費が抑えられますし、
暖房代も基本的にはかかってません。
それに薪ストーブの減価償却費を考えると、
廃材を多く燃やせばそれだけ早く償却できることになります。
厳密に言えばチェーンソーの燃料代や修理代がかかりますが。
一般家庭では薪が自給できたとしても、
節約できる暖房費は年間5万円くらいでしょうか。
100万円の薪ストーブの元を取ろうとすると、20年…
薪ストーブの耐用年数が15年~20年とすると、
微妙なところでしょうか。
木材の廃材処分費が年間15万円
事務所の暖房費が年間5万円
新築を2.3棟建ててる工務店なら
これくらいの経費は掛かってます。
合計20万なら100万円の薪ストーブでも、
5年で償却できることになります。
地方の無垢の木を扱う工務店では、いいことづくめの薪ストーブ。
設置しない手はないけれど、入れてるところが少ないのは不思議…
一般家庭では微妙と言いましたが、
実はそこのところを助けてくれてるのが自治体の補助金です。
郡上市では10万円
旭川市は20万円など
一定の条件がありますが、補助が出ます。
ただ、薪ストーブは誰でもと言うわけにはいきません。
条件に恵まれた人にはお勧めですが、
一般の方にはやはり窓の断熱改修でしょうか。
以前もお伝えしましたが、
今年度は窓の断熱改修に50%の補助が出ます。
家中の窓をしなければならないと言うわけではありません。
冬の家の中の暖かさは健康への第一歩です。
お上が半分助けてくれると思えば、
断熱改修を考えても損はありません。
薪を集めるなんて考える必要もありませんが
元を取ろうと考えると…
ただ言えることは、健康はお金では買えません。
経済と健康は別の次元の話しです。
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