社長ブログケヤキの木の下で
2023年5月15日
同じじゃない
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今日は増築の建前の予定でしたが
天気が不安定なため延期。
全て予定通りとは、なかなかいきません。
連休明けの1週間の方が
連休前より忙しく、
連休中にお越しいただいた皆様を
お待たせすることになってますが、
順次手配をしておりますので
今しばらくお待ちください m(__)m
来週、新住協の中部東海支部の
勉強会に鎌田先生が来られます。
「断熱性能等級7とQ1住宅レベル3.4について」
各支部の勉強会は今年から
全国の会員が視聴できるようになりました。
コロナのおかげで
以前は出向かなければならなかった
講習や勉強会が、
自宅に居ながら視聴できるように…
ある意味、高断熱住宅の情報革命が
起こっています。
さて、この断熱性能等級7
岐阜市や大垣市、
それに愛知県の大半の地域が
6地域に分類されます。
その地域で等級7と言うのは
Ua値で言えば0.26w/m2K
等級7の国交省の説明文は
「熱損失等のより著しい削減のための対策が講じられている」
とあります。
Ua値0.26と言うのは
外皮面積(床、壁、天井、窓)から逃げていく熱を
少なくすればいいわけで、
そのためには断熱材を厚くして
サッシをいいものにすれば
誰でも可能。
熱貫流率と言う言葉で表されます。
しかしこれは
単に逃げていく熱を表しているだけです。
たしかにそれが少なければ暖かい家ですが
暖房費に影響を与えるのは
熱還流率だけではありません。
換気をしますから
暖めた空気を捨てて、
寒い空気を入れなければなりません。
隙間があると
そこから温めた空気が逃げていく
漏気が発生します。
隙間から漏れた空気と同じだけの空気が
外から入ってきます。
これは換気とは全く別物です。
冬に窓から入る日差しがあれば
室内はとても暖かくなります。
マンションの中階では
暖房も不要なくらいの暖かさになります。
日射の影響は夏も冬も
無視できない大きさです。
冬は大助かりですが、夏はお邪魔虫。
断熱性能等級では
Ua値だけでなく
冷房期の平均日射熱取得率の縛りもありますが
多くの方はこちらはあまり気に掛けません。
Q1.0住宅のレベル判定は
Ua値を基準にするのではなく、
その家に出入りする熱量や
家の中で発生する熱量を勘案した
熱負荷を基準にしています。
つまり、
換気による熱損失や
家の隙間であるC値
日射取得熱
室内発生熱を
考慮しています。
熱負荷は冷暖房費に直結しますから
簡単に言えば、
冷暖房費で判定していると言っていいでしょう。
断熱性能等級6.7
Hest20 G2.G3
Q1.0住宅レベル3.4
Ua値ではこれらの数値が
同じような数字になっていますが、
内容を深堀リしていくと
違いが分かってきます。
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