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社長ブログケヤキの木の下で

2011年10月7日

1985年運動

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
すっかり朝は寒くなってきましたね、
寝る前にエアコンのタイマーを入れておこうかという
誘惑にまだ耐えています(笑)
さて、
1985運動と言うのがあります。
今回の大震災のを受けて
住宅の省エネを進めて
家庭で使うエネルギーの量を
1985年当時と同じにしようと言うものです。
驚く事に私達が今、家庭で使っているエネルギーの量は
1985年当時の2倍!
そんなに使っているのでしょうか?
でもよく考えてみると
当時私の家にはエアコンは無かったような気がします。
ファンヒーターもありません。
中学生頃まで掘り炬燵でしたが
その掘り炬燵は炭で暖を取ってました。
炊飯器はガス
お風呂は既に灯油の給湯器でしたが
電気ポットもありません(震災以来切っています)
汲み取りでしたから
ウォシュレットもありません(笑、当然ですね・・・)
浄化槽が入ったのが88年頃
TVは2台
今はエアコンが4台
ファンヒーターが各部屋に・・・
TVは4台
冷蔵庫2台
冷凍庫
オーブンレンジに
電子レンジ
考えてみると1985年年当事に比べ
格段に電化製品が増えていますね。
特に増えたのが
暖房器具
エアコン、ファンヒーター、電気毛布
確かに古い家なので(大正7年)
風が強い時の隙間風は
室内でもビュ~~・・・ 
風を感じます。
このような築90年を越える家なら
暖房器具が増えても仕方がありません。
しかし
新築の住宅でも
エネルギー使用量が増え続けていると言う事は
住宅自体の性能が
85年当事とあまり変わらないということでしょう。
確かに耐震性は向上していますが
それ以外で変わったのは
せいぜい断熱材の厚さでしょうか。
当時、壁の断熱材の厚さは5.5センチが主流だったと思います。
今は厚さは10センチですが
それでも暖房器具が増え続けるのは
断熱材が5.5センチから
10センチの2倍になっても
中に住む人はそれほど暖かく感じないと言う事でしょう。
セルローズなら、
外断熱なら
OKというわけではありません。
なぜ断熱材の厚さが2倍になっても
暖かくないのか考えなければなりません。
考えないと
25年前の室内の寒さとほとんど同じ寒さの家で
暮らす事になります。
エネルギーを当時と同じ、
今の半分にというのは
夢のまた夢になってしまいます。
太陽光パネルで半分にする
と言うのは本末転倒ですね。
それでは
皆さん、また明日。

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