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社長ブログケヤキの木の下で

2012年4月26日

断熱意識

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
新住協から最新バージョンのQPEXが届きました、
4月1日のものですからほやほやですね。
前のバージョンより記入項目が細かくなっていて、
C値も記入項目になってます。
早速、来月着工の大福町の家で数値を出してみると
Q値1.69w/K (Q値、家から逃げていく熱の量、多ければ多いほど寒い)
東北3県(秋田、岩手、青森)基準1.9をクリア
北海道基準1.6にせまる値です。
紙太材木店では毎年勝手に断熱性の仕様を上げているのですが
4地域である美濃地方でこの数値で計算すると
家全体を20度設定の全館暖房にしたとき
一冬の灯油使用量は724L
90円で計算すると65.160円
4地域である美濃地方で
1地域の北海道基準で家を建てると
こんな具合の暖房費になります。
当たり前と言えば当たり前ですが。
北海道の家がこちらの家より特別値段が高いわけではありませんから
北海道の工務店がこちらに来て家を建てると
かなり高性能な家が建つことになります。
毎年、網走(時には零下20度になります)に研修に行きますが
あちらの仲間が建てる家の値段はむしろこちらより安いぐらいです。
ところで
この家が次世代省エネ基準、4地域である美濃地方のQ値2.7だったら
一冬の灯油使用量はどれくらいになるか計算してみましょう
1476L
90円計算で132.840円
Q値が1.8を切るような高性能な家は
リビング階段も吹抜けも問題ありません。
むしろ家全体を暖めるためには
積極的に取り入れる必要があります。
リビング階段や吹抜けをつけた方から
そんなのつけると寒いわよ、絶対止めなさい、
と言われると
体験者の声ですから気持ちも揺らぎますが
それはその人の家の性能が低かったから。
恐らくQ値は2.7を超えてます。
暖かい家を望む人は
先ず確認する必要があります。
ところでこの家のQ値はどれだけ?
すぐに教えてくれれば
省エネや断熱性を意識した作り手でしょう。
暖かいですよ、と言うだけの作り手は
眉に唾をつけて話を聞く必要があります。
それでは
皆さん、また明日。

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