社長ブログケヤキの木の下で
2015年10月14日
Q-1住宅のレベル区分
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
外に置いておいた車は放射冷却でご覧の通り
気温は8度
でもこれ実は同じ美濃地方でも恵那です。
川辺町より少し寒いですね。
(と言っても川辺町も9度でした)
昨日は新住協の鎌田先生が来られるということで
恵那で研修会
その後、懇親会がありホテル泊まりとなった次第です。
収穫がいくつかありますが
専門的な話で面白くないのでひとつだけご紹介
緻密に計算された高性能住宅では
南面の窓を大きく取り、冬の日射を最大限利用します。
その時南面のサッシのガラスを何にするかで
暖房負荷がことなります。
QPEXでも燃費ナビでも同じ結果なんですが
住まい手の生活スタイルによってはそれが異なってくるんですね。
設計者としてはソフトの結果だけでなく
住まい手がどんな生活スタイルなのかも確認しながら
南面のサッシ選びをする必要があります。
ソフトの計算結果で暖房負荷が小さくなるから
南面には大きなサッシを配置では
実生活での暖房負荷と大きな乖離が出る可能性があります。
さて、
新住協が提唱するQ-1住宅
そのレベル設定を簡単にご説明すると、
Q-1住宅には住む地域によってレベルが設けてあります
レベル1からレベル4までの4段階
気候区分の地域によって異なりますが
国が定める省エネ基準の住宅の40%の暖房費(-60%)で暮らせる家をレベル1
以下
レベル2は30%の暖房費(-70%)
レベル3は20%の暖房費(-80%)
レベル4は10%の暖房費(-90%)
外から見た家の形や内部の床や壁や天井、間取りも同じ家で
レベル1からレベル4までの差があることになります。
もちろん、検討される性能レベルによって費用も違って来ますから
住宅の建築を検討されている方は
考えることが一つ増えたことになります。
冬は寒いものと思いこんでいると
冬だから家の中も寒いのが当たり前ということになります。
家中どこでも寒くない、を経験してみないと
その良さがわかりませんが
暮らしやすさや健康に直結しますから
住宅の性能にも気を配らなければなりません。
どのレベルを検討するかは
悩ましいところです。
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