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社長ブログケヤキの木の下で

2015年10月16日

Q-1住宅のレベル 暖房費の削減率が大きすぎる?

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
10月も既に半ばということは
今年も残すところ2ヶ月半
秋になると時間も早く進んでいるように感じます。
前回お話したQ-1住宅
レベルが1から4まであって
それぞれの暖房費削減率が
レベル1で60%
レベル2で70%
レベル3で80%
レベル4で90%
というお話をしました。
多くの方はすっごい削減率と驚かれると思いますが
基準にしているのは国が定めた省エネ基準住宅での暖房費です。
その基準は以前もお話しましたが
平成11年にできた次世代省エネ基準とほぼ同じ
ほぼ同じといったのは
次世代省エネ基準の時はQ値が基準でしたが
現在はQ値ではなくUA値で
基準になる物差しが変わったため
表記が変わっても家の断熱性を表す指数ですから
比較はできます。
ということで
何が言いたいかというと
最新の平成25年省エネ基準は
14年前の次世代基準とほぼ同じ
つまり、
ちょっと古すぎる基準じゃない?
あと2ヶ月ちょっとで平成28年
つまり17年前の基準ですから
それと比較すれば
削減率が大きくなるのは当然のことになります。
17年間の冷蔵庫の電気代やら、車の燃費、エアコンなどの進歩を考えていただければ
お分かり頂けると思います。
この基準が平成32年、今から5年後に義務化されますが
笑ってはいけません。
さて、上の義務化の話は国交省主導
一方、経産省は2020年までに標準的な新築住宅でゼロエネルギーハウスという目標を掲げています。
???
一般の方も住宅を建てる側も混乱してしまいますね。
そんな低いレベルをようやく義務化
同時にゼロエネを2020までに達成
つまり義務化水準はとても低いもの
目指す目標は高くということになります。
30代半ばで家を建てたとして
30年後の65歳から見た自分の家の断熱性能が
今現在でどの程度必要かを想像してみなければなりません。
ちょっとした想像力があれば可能です。
外国と比較するのもひとつの参考になります。

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