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社長ブログケヤキの木の下で

2015年11月11日

温熱解析ソフト「建物燃費ナビ」  QPEXやSMASHとの違いは?

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は7度
昨日の日中は23度ほどありましたが
流石に11月ですから朝も寒くなってきました。
もうひと頑張りで初氷
マキコDXも来年春まで忙しい日が続きます。
さて、暖房ディグリーデー(年間暖房日数)いう言葉があります。
ひと冬の暖房負荷(暖房費と考えてください)を計算する時に使う数値で、
暖房DDのリンク先を見ていただくと分かりますが、
この暖房DDはひと冬のあいだの一日の平均気温と設定した室内温度の差を出すします。
つまり今朝の川辺町は7度、日中が23度になるとしたら
一日の平均気温は18度という具合です。
で、一日の平均気温が18度以下になったら暖房するとして
暖房負荷を計算すると
この日は暖房負荷がないということになります。
でも、一日の平均気温が18度でも
朝は7度なのですから
実際は朝の1.2時間
夕方から夜にかけても暖房するはずです。
つまり、暖房負荷が発生しているということになります。
温熱解析ソフトとして広く出ているQPEX、
これは事実上の国のモノサシになっているSMASHというソフト(IBEC)が開発
に準拠していて
SMASHで計算した数値とそれほど大きくずれないようになっています。
アカデミックな世界のヒエラルキーと言えば
少しはお分かりかもしれませんが
20年ほど前に開発されたソフトで
国がかかわってますからそんなに簡単に基本的な設定が変えられない。
実はSMASH、暖房DDで暖房負荷を計算してます。
担当者もわかっているのですがなかなかそれが変えられない。
実は海外のソフト
競争が激しいですから、とっくに暖房DDから卒業して
より詳しく解析できるように
一日の平均気温ではなく1時間の平均気温で
暖房負荷を計算するようになっています。
つまり昨日や今日のように
一日の平均気温が18度でも
暖房負荷が計算できるようになってるんですね。
QPEXやSMASHでは暖房負荷無しとなってしまいますから
自ずとひと冬の暖房費も異なってくるということになります。
ということで
紙太材木店でもより詳しくひとの冬の暖房費が計算できるソフトを購入しました。
もちろん冷房負荷(冷房費)も計算できます。
Q値はほぼ同じに出てきますが
暖房負荷はよりシビアに計算でき、
実際の生活とほぼ同じ数値として計算できるようです。
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