社長ブログケヤキの木の下で
2025年3月14日
付加断熱は普通のこと
- おはようございます、紙太材木店の田原です。
今朝は1.5度ですが、日中は暖かくなるようです。
ただ、花粉も大量に飛散しますから
お出かけにはマスクは必須ですね。
- 先日のJBNのZOOMのセミナーは
「地域ごとの適切な壁の断面構成を学ぶ」
北は青森の菊池組さんから
南は鳥取のやまのすみかさんまでの6社
JBNの主催ですが
参加の6社は皆さん、
PHJや新住協あるいは両方の会員さんで
どの社も付加断熱をされています。
他の4社は 山梨の天野保建築
岐阜の鳳建設、滋賀の夏見工務店、大阪のダイシンビルド
地域ごとの壁の断面構成なので、
その地域の気候風土を考慮した断面なのですが
面白いのは - 青森の菊池さんを別にすると
それほど違いはありません。
もちろん、使っている断熱材や透湿防水シート
付加断熱の取付け方などは
多少違うのですが、
数値にするとそれほど大きな違いはありません。
青森の菊池さんのところは外だけでなく
内部にも付加断熱をしてましたから
他の地域とは異なりますが、
青森の更に北のむつ市ですから
地域の特性に合った断面構成となっています。
- このことからわかることは
南東北(福島、宮城、山形)以西では
断熱性能を意識した工務店では付加断熱が普通。
あるいは当たり前であるということです。
「地域ごとの適切な壁の断面構成」なのですが
菊池組を除けば
それほど違いが無いのはナゼカと言えば、
南東北(福島、宮城、山形)以西では
一日で一番寒い最低気温に
それほど差が無いから
2024年の1月の
福島市の最低気温の平均は-0.2度
岐阜市は1.5度
大阪は3.6度
鳥取は2.4度
彦根は1.6度
(寒いイメージの北陸の金沢は2.4度 新潟は1.2度 秋田は-0.1度)
それなりの違いはありますが
寒いことに変わりはありません。
もちろん一日の平均気温では差が出ますから
地域区分があるのですが、
- どの工務店もそれほど違わない
一番寒い時間帯に合わせた
断熱材を選定しているので
断面構成も大きな違いはありません。
PHJも新住協も異なる団体ですが、
基本的な考えに大きな違いが無いことがわかります。
南東北より西では
一日で一番寒い時間帯を考えると
付加断熱は普通と言うことになります。
菊池組さんの口癖
「断熱はマックスに 設備はミニマムに」
- .
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