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社長ブログケヤキの木の下で

2025年3月21日

パワコン室内装置から見えてくる

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    今朝は0度
    氷点下ではありませんがまだ寒い朝です。

 

  • 今朝の 日経クロステックの記事
    「エネルギー消費ゼロ、ZEH住宅の失敗3選」
    という記事が出てました。
    少しズレてる感じがしないでもない記事ですが、
    パワコンの発熱量については一般方や実務者でも
    気づいていないケースがありますから、
    覚えておくといいと思います。
    太陽光パネルのパワコンは
    室内設置か屋外設置かどちらでもできます。
    室内設置の場合、
    分電盤の近くに取付けますから
    物置や脱衣室あるいは洗面室などが多いと思われます。
    これらの部屋はスペース的には、
    2畳とか3畳程度の広さです。
    ここで問題になるのは、記事でも紹介していたように
    パワコンの発熱量です。
    発熱量=容量x(1-変換効率)
    5KWのパワコン
    変換効率92%の場合だと
    発熱量=5000x(1-0.92)
    400w
    大人の人体の発熱量が80W程度ですから
    2畳の脱衣室に大人5人がいる・・・
    パネルが発電している時だけ発熱しているのですが、
    それでも結構な発熱量です。

 

  • なのでパワコンを狭い空間に設置する時は、
    その発熱量も知っておく必要がありますし
    設計者はその対策も考えておくといいでしょう。
    パワコンを屋外に設置すれば
    問題は起こりませんが、
    屋外用のパワコンは値段が高くなりますし
    せっかく発熱してくれていますから、
    パワコンを室内設置して
  • その熱を何とか暖房に利用したいと考えると
    色々と工夫が必要になります。
    もちろん、夏場にも発熱していますから
    暑さ対策も必要になってきます。
    クロステックの記事の紹介でも
    夏場に室内が暑くなることによるクレームでした。

 

  • 高性能な住宅でのパワコンの室内設置は
    設計者の能力が試されたり、
    推しはかられるバロメーターと
  • 言ってもいいかもしれません。

 

  • .

 

 

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